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らくご道 笑福亭生喬と桂こごろうの落語会

2007/4/19 @上方亭 (ワッハ上方 小演芸場)

  • 笑福亭 生寿 「もぎ取り」
  • 笑福亭 生喬 「天王寺詣り」
  • 桂 こごろう 「愛宕山」
    ―― 中入り ――
  • 生喬・こごろう 《対談:夕焼け日記》


 開場前はどこかで見たことある面々が 15 人ほどでしたが、開演の頃には 40 人弱に。観る側としてはええ感じの入り。


 開口一番の生寿はハメモノの入る「東の旅」でにぎやかに。「発端」は演らずに「野辺」から入り、「煮売屋」に寄らず「七度狐」にもだまされず、「軽業」の前半の見世物小屋のくだりまで。見世物小屋はスタンダードに《一間の大イタチ》《天竺の白いクシャク》《取ったり見たり》で、付けてもらったとおりきっちりと。お調子者の喜六がええ雰囲気。

 つづいて生喬。マクラに菊池まどかの浪曲の会へゲスト出演したときの話なんかをたっぷりと。
 「天王寺詣り」の方もたっぷり。とくに境内の出店の場面が出色の出来。濃紺の手拭いを海苔に、小拍子を具に見立てた巻き寿司。その後の早寿司(握り寿司)は、ワサビを下ろして魚を切り身にするところから。とにかく芸がこまかい。

 生喬一門会のあと、こごろう登場。この日は桂枝雀の命日と云うことで、枝雀一門で墓参りに行った話をマクラに。
 こごろうの「愛宕山」も何度か観てるが、アットホームな雰囲気の勉強会と云うこともあってか、ええ具合に肩の力が抜けて、噺全体がたのしい雰囲気に。土器かわらけ投げで得意気になる旦那がお茶目。

 中入りを挟んでの対談では、米朝一門とそれ以外での「愛宕山」の演出の違いが話題に。生喬や笑福亭たまの「愛宕山」が米朝一門のとは違った筋立てだったんで気になってたが、やはり一門によって違うよう。これは想像だが、米朝一門では桂米朝が再構成したものが伝わっているのかも。
 そのほか、四天王寺のいま・むかし、大阪名物、等々。


 今回はとにかく落語がたっぷりたっぷりな感じでした。「天王寺詣り」も「愛宕山」も情景描写の多い長めな噺ですし、開口一番の生寿さんからハメモノ入りでにぎやかでしたし、勉強会にしては贅沢な会になりました。

 次回は 5 月 15 日(火)の予定です。

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