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育っちゃったらくご!

2007/4/26 @天満天神繁昌亭

  • 笑福亭 たま 「宿替え」
  • 旭堂 南湖 「さやま遊園」 (作:旭堂南湖)
  • 桂 三金 「お笑い病院只今診察中」 (作:桂三金)
  • 桂 三風 「はてなの茶碗」
    ―― 中入り ――
  • 月亭 遊方 「オーサカ・シネマロケンロール」 (作:月亭遊方)
  • 桂 あやめ 「ちりとてちん」

※ 第 5 回


 繁昌亭での『育っちゃった』第 1 弾。今回から、新作・古典を問わず、それぞれが育てたいネタを演る会にリニューアル。
 前回の繁昌亭での『できちゃった』第 1 弾が大入り満員だったんで、ちょっと早めに南森町へ到着するも、外は雨。繁昌亭の入口の軒になんとか隠れて待機。ちょっと早めに開場してくれました。
 繁昌亭ではひさびさに薄い入り。ザッと 80 人くらいでしょうか。ゴールデン・ウィーク直前でマニア層以外の一般のお客さんが少なかったのかも。


 まずはたまが、逡巡しながら以前は頻繁に掛けていたと云う「宿替え」を、前の家から荷物を運び出すところから。荷物を背負い込む場面ではヴィジュアル系の本領発揮で、上手の方を向いて膝立ちになりエビ反りを強調。やや勢い押しの場面が見られるも、全体にたまらしいクスグリを盛り込んでグイグイと。

 “六甲おろし”で登場の南湖。ラジオ番組のレポーターの話、静岡での会の打ち上げで出た珍味の話、徳島の遊園地でのカブトムシ展の話と、いちいちオチが付いてたのしい。
 遊園地つながりで USJ から「さやま遊園」へ。南海電車に乗って「さやま遊園前」駅で降りる。園内の案内から、さやま遊園で実際にあった愛と誠の物語へ。‥‥

 遊方と出番を替わった三金は、健康科学センターでの落語会の話からマクラをいろいろとつないで、自作の「お笑い病院只今診察中」へ。タイトルまんまの噺で、奥野君の代わりに奥野先生が登場。先生が漫才や落語、マジック(?)やバルーン・アートで患者をリラックスさせる。患者も大喜利に参加したり。

 中トリの三風は、いろんなシーンでの価値判断の違いをマクラに、「はてなの茶碗」をごく丁寧に。油屋のキャラをもうちょっと派手にした方がメリハリが効くような気もするが、ここらに三風自身の人柄が出てるような気も。

 中入りを挟んで、三金に出番を替わってもらった遊方が、映画出演の話をマクラに自作の「オーサカ・シネマロケンロール」。大阪のたこ焼き屋に東京から映画のロケ隊が撮影にくる噺。
 撮影に口出ししまくるたこ焼き屋の夫婦と、それに同調しまくる野次馬がおもろい。俳優がしゃべる変な大阪弁はさもありなん。獅子舞。

 トリのあやめは、ネタ出ししていた「悋気の独楽」を「ちりとてちん」に変更し、テレビ収録の試運転を。
 御茶屋遊びをする旦那のところへ芸者がくると云う設定で、なにを出してもらっても喜ぶ雛鶴と、なんでも知ったかぶりをする杵鶴。カビた豆腐を梅干しの花できれいに飾り、隣の座敷から聞こえてきた三味線の音で「ちりとてちん」に。箱書きもその隣の座敷の書家に書いてもらったり、流れも自然に。杵鶴が意を決してちりとてちんを食べる様子は秀逸。

 出演者全員が揃ってエンディング。たまが『東西若手落語家コンペティション 2007』の第 1 回で優勝したことを報告し、そのときの話や、この日の繁昌亭の楽屋風景など。


 たっぷり 3 時間。遊方さんは相変わらずノリノリ状態を維持。あやめさんの改作は、もうちょっと整理が必要な場面もありましたが、なかなかええ感じでした。
 この日の個人的 MVP は南湖さん。話の流れもスムーズで笑い所も多く、その語りも名調子。かなり良い高座でした。

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