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できちゃったらくご!

2007/5/25 @天満天神繁昌亭

  • 《オープニング》
  • 桂 三風 「神様の遠眼鏡」 (脚色:桂三風)
  • 旭堂 南湖 「ジョージ・ルーカス一代記」
  • 桂 あやめ 「レズビアン漫才」
  • 笑福亭 たま 「ドーベルマン刑事デカ
  • 《エンディング》

※ 第 36 回
※ とくに記載のない場合は自作ネタ


 『天神寄席』のあと、軽くうどんを食べてふたたび繁昌亭へ。今回の『できちゃったらくご!』は繁昌亭初のレイト・ショー。
 で、入りが心配でしたが、なんのなんの、1 階席が 8~9 割は埋まってました。


 まずは全員集合でオープニング。今回から時間の都合で選抜の 4 人が高座を勤めることに。出番のない月亭遊方と桂三金もオープニングに参加するが、とくに遊方がノリノリ。出番のプレッシャーがない無責任感が顔からあふれまくり。
 出演順の発表と、三題噺をする南湖のお題募集。こちらは「天国」「ダース・ベイダー」「電子辞書」に。

 三風は午後 2 時に新作を断念し、後輩の作品をリニューアルした「神様の遠眼鏡」。いじめっ子に万引きを強要され、取ってこいと指定されたものが《神様の遠眼鏡》と云うもの。悪い人間がこれを覗くと、不吉な未来が見える‥‥って噺。
 三風お得意の観客参加型ながら、いじめがテーマで終始陰湿な空気が漂い、とにかく内容が重くどうも発散しない。サゲは上手いが。

 南湖は「本番に弱いんです」と、ラジオ番組でのエピソードをマクラに「ジョージ・ルーカス一代記」。アメリカはカリフォルニアで生まれたジョージ・ルーカスは、中学卒業と同時に親の転勤で大阪は桜宮へ。高校では名前から「カスや!」といじめられ、高校卒業後に(有)ガタロに就職する。そこで出会った人々は‥‥。
 かなり無理のある展開も、南湖独特の語り口で妙な説得力が。ジョージ・ルーカスが映画を撮るきっかけと、映画『スター・ウォーズ』の裏話も盛り込み、見事三題をクリアー。

 あやめは自身の落語家 25 周年企画『五日のあやめ』の宣伝から、雑誌掲載の話題を。 『BRUTUS』 には《国境なき芸能団》のニューヨーク公演の模様、ゲイ雑誌 『BÁdi』 にはカラー 4 ページでインタビューなど、 『COURRiER Japon』 には日本かぶれのロシア人として!
 演し物は、レズビアンであることを公表した 尾辻かな子 の応援イヴェントでおしどりマコと演った漫才を落語化して。レズビアンのカップルが「そろそろ子ども、ほしいなぁ」ってとこから始まり、あり得ない妄想をあやめ特有のテンションでワァワァ。

 トリのたまは刑事物。名刑事の犬飼警部と相棒のシナモン(ドーベルマン)のもとに配属された田中刑事が、警察内部の麻薬横流し事件を捜査する‥‥って噺。
 シナモンの云わんとすることを犬飼警部が的確に通訳。立場が逆転したり、犬飼警部がええように解釈したり、たまらしいクスグリ満載。ラストの展開は読めるものの、ギャグのたたみ掛けから人情噺らしい(?)サゲへ。

 最後にふたたび全員集合でエンディング。『BRUTUS』争奪ジャンケン大会もあり、2 時間弱でにぎにぎしく終演。


 南湖さんの瞬発力にはビックリです。三題噺なんでムリヤリな部分もたしかにあるんですが、それっぽいストーリーに仕上がってました。この日の秀逸です。
 それと、とにかく出番のない遊方さんが元気で、それがおかしかったです。次回は出番があるでしょうから、テンションの変化も見ものでしょう。

 7 月は天神祭があるため、『できちゃったらくご!』は偶数月に。6 月は 16 日(土)に『育っちゃったらくご!』、7 月は 26 日(木)に特別企画の『できちゃった祭!』、8 月は 25 日(土)にレイト・ショーの『できちゃったらくご!』の予定です。

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