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名探偵ナンコ よみがえれ!探偵講談

2007/5/27 @本遇寺

  • 旭堂 南湖 『太閤記』より「長短槍試合」
  • 旭堂 南湖 「大蛇美人」 (原作:島田美翠)
  • 旭堂 南湖 《無声映画活弁劇場》
  • 芦辺拓(作家)・南湖 《対談:探偵講談と探偵小説あれこれ》

※ 第 34 回


 『かしや寄席』のあと難波へ移動し、吉朝ファン中心の打ち上げにちょろっと参加。途中で抜けて、地下鉄四つ橋線「なんば」駅から「肥後橋」駅へ、そっから徒歩 20 分弱くらいで本遇寺に到着。
 ひさびさの『名探偵ナンコ』は、なんとか「つ離れ」して 12 人の入り。


 まずは南湖の古典講談「長短槍試合」。槍の長短の選択に迷った織田信長が、上島主水に短い槍と 50 人の軍勢を、木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)に長い槍と 50 人の軍勢を与え、3 日ののちに戦わせて判断しよう‥‥と云う話。上島主水は槍術を教えたが、木下藤吉郎は兵法を教え、不利な状況でも勝利する。
 ここのところ集中的に掛けてるようで、安定感は抜群。おもしろおかしく、それでいて秀吉の策士ぶりをきっちりと伝える。

 つづけて探偵講談「大蛇美人」。明治 32 年の夏、博多の商家に勤める男が、京都で集金した 300 円を鞄に詰めて戻る。道中、船の上等席で一緒になった女に痺れ薬を飲まされ、集金した 300 円を盗まれる。なんとか女の帯をつかんで着物を脱がすと、背中にびっしりとウロコが。‥‥
 大蛇美人をめぐるサスペンス満載のミステリー。南湖の語りにグイグイ引き込まれる。

 今回からの新シリーズ《無声映画活弁劇場》は、南湖自身が調達した約 3 分の 8 mm フィルム 2 本と映写機で上映しつつ、活弁を披露すると云うもの。
 まず 1 本目は「吉良上野介 vs 浅野内匠頭」と題してスタート。映像はプロレスのタッグ戦。台本なしゆえ、ゆるゆると。つづいて 2 本目はサスペンス・タッチのスラップスティック・コメディ。こちらは映像自体におもしろみがあり、ちょこちょことツッコミを入れつつ。
 おまけに、ゲストの芦辺拓(作家)氏が持ち込んだ映画『猫とカナリヤ』のイントロ上映。もちろん無声で、芦辺氏の台本朗読付き。

 入場料徴収を挟んで、芦辺氏と南湖の対談。この日は「芦辺拓の 8 mm 映画講座」と云った趣。芦辺氏の撮影体験談など、なかなか興味深く。


 講談 2 席はたっぷり、その後は 8 mm 映画をダシにグダグダと‥‥って感じでした。
 活弁に関しては、約 3 分と短いとは云え、やはりある程度しっかりした台本が必要だと思いました。それでも、映写機のカタカタと云う音がアナクロ感満点な雰囲気ですし、そこに南湖さんの語りは合うでしょうから、ぜひつづけていただきたいです。

 次回は 7 月 22 日(日)の予定です。

正直南湖

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