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染雀花舞台

2007/6/30 @上方亭 (ワッハ上方 小演芸場)

  • 林家 染雀 「七度狐」
  • 笑福亭 生喬 「ちしゃ医者」
  • 林家 染雀 「雁風呂」
    ―― 中入り ――
  • 林家 染雀 「天下一浮かれの屑より」

※ 第 22 回


 キタからミナミへ移動。なんとなくこの日は入りが少ないんじゃないかと思ってたんですが、開場 30 分前にはすでに列ができてまして、あれよあれよと云う間に列が伸びました。染雀ブーム?
 この日はなぜかお手伝いさんが多くて、月亭遊方さん、笑福亭たまさん、林家染左さんの顔が。三味線に吉川絹代さん、舞台番に笑福亭生寿さんも来られてて、楽屋はにぎやかそう。
 入りは 70 人くらいでしょうか。後方の扉からあふれた方が 10 人ほど。


 まずは売れっ子の染雀。繁昌亭、NGK、大銀座落語祭と、6 月から 7 月にかけての出番にまつわるいろいろ。繁昌亭では持ち時間が短くネタ以外はほとんどしゃべれないと云うことで、自分の会では自由におしゃべり。
 「七度狐」は、出だしの狐の「悪いー奴なぁ」の一声から芝居っ気たっぷり。川渡りでの着物のまとめ方が理屈に合った手順(帯、笠、着物)で納得。尼寺の尼僧が妙に妖しい。喜六と清八が伊勢音頭を唄ってるところを村人が発見したところで唐突に終了。

 生喬はマクラ代わりに「なぜこのネタを出してしまったのだろう‥‥」と逡巡。医者に対する思いもぶちまけて、本題の「ちしゃ医者」へ。
 とにかく登場人物がみな恐い。医者を呼びにくる男が恐ければ、医者の助手も、後半に出てくる肥汲み屋まで恐くて、みんなえらい勢い。それに対して、医者の赤壁周庵先生だけが変なおじいちゃんキャラで、この対比が強烈。もちろん終盤も強烈。

 染雀の 2 席目は、国境なき芸能団でドミニカ共和国へ遠征したときの話や、茶道具にまつわる逸話をマクラに、水戸黄門が活躍する「雁風呂」を。松に鶴、葦に雁が普通の組み合わせのところを、とある宿屋に立てかけてあった屏風に描かれていたのが松に雁。はて、この絵は‥‥と云う噺。
 釈ネタと云うことで固有名詞が多く出てくるが、ちょこちょこと間違えるもんで、チと混乱。染雀で 2 度ほど聴いてるんで、大意はつかめたが。

 中入りを挟んで、染雀の 3 席目は師匠の林家染丸の十八番「天下一浮かれの屑より」。居候に家主が屑より(ごみの仕分け)の仕事を世話するが、隣の稽古屋の音に合わせて唄ったり踊ったり。
 狭い上方亭の高座でどう演るのかと気になってたが、狭けりゃ狭いなりに踊ったり転んだり歩き回ったり。よくよく考えてみれば、茶臼山舞台の高座で「松づくし」を踊る染雀にとっては造作もないことか。賑やかに、華やかに。


 ネタのチョイスもあるかと思いますが、『染雀たぁ~っぷりの会』って感じの会でした。トリの「~屑より」は「さすが林家!」って感じですね。
 ぽっどきゃすてぃんぐ落語 で柳亭こみちの「紙屑屋」を聴いたんですが、江戸では手紙を読んだり本を読んだりで怒られる程度。バカさ加減とムチャさ加減は圧倒的に上方が上ですね。

 次回は 8 月 4 日(土)に「本格怪談をします」とのこと。こりゃちょっと期待!ですね。

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