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たまのお囃子のお噺

2007/6/22 @天満天神繁昌亭

  • 《寄席囃子紹介》
  • 桂 ひろば 「動物園」
  • 笑福亭 たま 「船弁慶」
  • 桂 雀松 「紙入れ」
  • 笑福亭 たま 「Smell」 (作:たまよね)
    ―― 中入り ――
  • たま・吉川絹代 《対談:三味線トークショー》
  • 笑福亭 たま 「愛宕山」

※ 大阪文化祭参加公演


 以前から古典・新作にかかわらずハメモノの工夫が目立っていたたまさんの、ハメモノを前面に出した会。企画発表時からかなり期待してました。
 朝から降ったり止んだりの天気が、入場列を作る時間帯にはしっかりした降りに。ありがたいことに、たまさんの配慮でかなり早めの開場に。助かりました。
 悪天候でもぼちぼちお客さんが集まり、1 階席は 9 割入り、2 階席にもお客さんが入って大入り。


 緞帳が上がると、たま、吉川絹代(三味線)、笑福亭呂竹、桂佐ん吉が板付きで、まずは寄席囃子紹介。一番太鼓(ドンドンドントコイ)、二番太鼓(オタフクコイコイ)、バレ太鼓(デテケデテケ)の紹介、効果音の実演、出囃子“野崎”の演奏、など。

 “石段”で登場したひろばの「動物園」は雀々の型(?)をきっちりと。とくにハメモノは入らず。

 “長崎さわぎ”(唄入り)で登場したたまの 1 席目「船弁慶」は、かなり整理されてライトな感触。喜六は利発な感じで、雷のお松はあいかわらずエグい。
 船遊びする喜六を見つけたお松がその船へ乗り込む場面は以前よりもあっさりしてて、期待してただけにやや物足りない。

 ゲストの雀松は“砂ほり”で登場。たまのことをいろいろとほめるが、最後に「着物のセンスが悪い」とクサす。メジャー移籍した松阪のネタからハジカキ王子まで、いろいろとマクラをつないで「紙入れ」へ。
 間男してるところへ旦那が帰ってきて、あわてて紙入れを忘れてしまうも、一念発起して取りに行く‥‥ってな噺。相手の女(旦那の嫁)がかわいいと云うか色っぽいと云うか、雀松の真骨頂。こちらもとくにハメモノは入らず。

 たまの 2 席目は“さよなら人類”で登場。着物はキティちゃん柄。「後味が悪いんで、休憩時間で息抜きを」と「Smell」を。猛烈にクサい社長と食事会に行く噺。漂ってくるニオイを銅鑼の音で表現。
 今回でしばらく休止するそう。やっぱり評判が気になるのか?

 中入りを挟んで対談コーナー。三味線の吉川絹代を迎え、観客からのアンケートをもとにいろいろと質問。

 最後にたまが“長崎さわぎ”(唄なし)で登場し、3 席目は「愛宕山」。これまでよりさらに整理されてスッキリ。《京都の旦那 vs 大阪の一八》と云う対立の構図がより明確に。派手な動きに漫画的な演出も加わり、たまらしさ満載。
 季節外れだったがネタ的にはトリにぴったりで、ええ雰囲気に。


 たまさんの 3 席はハメモノにこだわった演出で、とくに古典はたっぷり。お囃子紹介の効果で、ビギナーでも十分たのしめたんではないかと思います。
 残念だったのが、ゲストのふたりがハメモノなしのネタだったこと。企画としては、やはりハメモノ入りのネタを演ってほしかったです。

らくごの玉手箱

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