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五日のあやめ

2007/6/5 @天満天神繁昌亭

【桂あやめ落語家生活 25 周年記念 一日三席相勤めます】

  • 桂 三四郎 「大安売」
  • 桂 あやめ 「営業一課の高田くん」 (作:桂あやめ)
  • 神田 山陽 「鼠小僧外伝 サンタクロースとの出会い」 (作:神田山陽)
  • 神田 山陽 『赤穂義士銘々伝』より「中山安兵衛 高田馬場十番斬り」
  • 桂 あやめ 「サカイで一つだけの花」 (作:桂あやめ)
    ―― 中入り ――
  • 桂 あやめ 「OH! 舞妓(マイガール)」 (作:桂あやめ)

※ 三日目


 前日が長蛇の列だったんで早めに行ったんですが、ちょっと拍子抜け。それでも、補助席こそ出さないまでも、ほぼ満席の入り。


 恒例の《日替わりイケメン 5 人衆》から、この日は三四郎。定番マクラをやや長めに、子どもの頃は相撲取りになりたかったと「大安売」へ。とても相撲取りには見えない体型だが、きっちり繰り返しのおもしろさ。ええ具合にあったまる。

 25 年前のきょう入門したあやめ。入門から紆余曲折を経て女性を主人公にした新作を演るようになった経緯をマクラに、あやめ自身が子どもの頃から願いつづけていた、24 歳までに結婚すると云う夢を落語化した「営業一課の高田くん」を。
 見合い話が進むなか、社内に気になる男性社員がいて迷っている女性社員の噺。まわりくどい告白の繰り返しで笑わせる構成で、シンプルな笑いのパターン。約 20 年前の作品ながら、携帯メールのクスグリを入れたり、時代に合わせた改訂も効果的。

 グリーンの SWA ジャージ着物で登場したゲストの神田山陽は、あやめと同い年だそう。講談の認知度の低さをテンポ良く嘆きつつ、古典か新作か観客に打診。新作支持派が若干上回るも、結局、どっちも演ると宣言。
 声が大きいからと、マイクから釈台をズイッと遠ざけての新作は、鼠小僧がサンタクロースと出会う話。張り扇をバシバシ入れつつ、修羅場読みの凄まじい勢い。それに反して、ストーリーはばかばかしさからほっこりした展開へ。
 古典は『赤穂義士銘々伝』より、後の堀部安兵衛が活躍する「高田馬場十番斬り」を演るも、時間切れでほんのさわりのみ。釈台を担いで退場。

 あやめの 2 席目は本人曰く《もっとも邪道な落語》の「サカイで一つだけの花」。花屋の店先に並んだいろんな花を見てると、その花たちがしゃべりだす噺。実際に花(造花)を使ってそれにしゃべらせると云う、コント的でわかりやすい仕掛けで、笑い多し。

 中入りを挟んで、あやめの 3 席目は、あやめ襲名前夜の思い出から。以前から師匠の桂文枝(当時、小文枝)の前座名だったあやめを欲しがっていたが、師匠がなかなか首を縦に振らなかった。ところが入門 10 年目に兄弟子の桂小枝が間に入り、師匠の許可が下りる。その翌日、 スナックママ連続殺人事件 の犯人に首を絞められる!
 演し物は、あやめ襲名披露公演で数回演ったきりだった「OH! 舞妓(マイガール)」を。京都の老舗の御茶屋に東京と九州の女の子が舞妓修行にくる噺。東京の女の子がテンション高くて笑いの中心に。自由奔放な現代っ子に御茶屋の女将がキレそうになる様子がおかしい。


 この日のあやめさんは新作 3 本ながら、それぞれ色が違ってて充実。とくに「サカイ~」はかなり繰られてて、客席の笑いもひときわ大きかったです。
 初めて観た山陽さんのインパクト大! もうちょっと時間に余裕のある高座を観てみたいと思いました。SWA の大阪ツアーを実現してほしいもんです。

上方落語協会茶道部

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