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神戸塾・火曜サロン 島田亭

2007/6/12 @ギャラリー島田

【上方落語の世界 (その 1)】

  • 桂 佐ん吉 「道具屋」
  • 桂 こごろう 「書割盗人」
  • 林家 花丸 「電話の散財」

※ 第 158 回


 阪急「三宮」駅北側の繁華街を抜けると、閑静な街並みに。細い坂道を上ってゆくと、道の両側に洒落たカフェやレストラン。「嗚呼、神戸やなぁ」とか思いつつ、ギャラリー島田に到着。地下 1 階の会場では 『藤崎孝敏展』 が開催中で、展示品を観ることができます。重厚なタッチ。
 『神戸塾・火曜サロン』では様々な文化・芸術に関するイヴェントが定期的に開催されています。今回は初の落語会だそう。高めの高座が組まれていて、初めてにしてはなかなかに本格的。
 観客の集まりが悪いなぁと思ってたんですが、開演時には 40 人ほどに。


 席亭の挨拶につづいて、まずは佐ん吉。おなじみのマクラ(雑誌の占いコーナー、御祝儀のポチ袋)でほぐし、美術・骨董系小咄から「道具屋」へ。
 時間的余裕もあり、安定感あり。前半の「そんなもんでも、どこぞのアホが買うていきよる」の繰り返しは新しいが、もうひとひねりでクスグリ度がアップしそう。仕込みとバラシをつなぐ再構成に好感。

 つづくこごろうもマクラたっぷり。おなじみ内弟子時代の失敗談(そんなバカラ)からつもり貯金へ話をつなぎ、「金がなくても工夫して暮らす」みたいな展開で「書割盗人」へ。
 注文よりも凝った絵を描く甚兵衛がたのしそうで、観てるこっちもたのしげに。泥棒とのつもり合戦も白熱し、しっかり避けてるのに「避けたつもり!」、きっちり逃げてるのに「逃げたつもり!」が毎度おかしい。サゲは「カギ描いといてもろたら良かった」。

 トリの花丸もいつものマクラ(覚えやすい名前、帰りにおみやげ、草野球で怪我)でしっかり笑わせ、趣向で「ハメモノの入る噺を」と云うことで「電話の散財」を。(趣向はおそらく席亭からのリクエスト)
 隠居した旦那が外出を禁じられ、御茶屋に電話してたのしもうと云う噺。明治期の噺のようで、昔は回線が混線したら「話し中!」と叫ぶと解消したそうで、それがクスグリに。噺自体に笑いが少ないが、きっちり丁寧に。御隠居のキャラが好々爺そのものでたのしい。


 たのしい雰囲気の 3 席に大満足でした。観客の反応も良かったと思います。
 花丸さんがメインの会だそうですが、この日はネタ的にこごろうさんに軍配。次回は「厩火事」「千早振る」「あくびの稽古」あたりで本領発揮していただきたいところです。

 終演後の席亭の挨拶で、『島田亭』は 3 か月に 1 回、年 4 回のペースで開催したいと発表されました。とすると、次回はおそらく 9 月頃になると思います。

ギャラリー島田

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