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田辺寄席

2007/6/16 @大阪市立阿倍野青年センター

【いちもん会】

  • 桂 文太 《開口 0 番 文太の前ばなし [つ]つるつる ぞろぞろ だくだく》
  • 桂 福矢 「子ほめ」
  • 桂 福六 「月並丁稚」
  • 桂 文太 「寝床」
  • 《笑呆亭 出題編》
    ―― 中入り ――
  • 桂 福車 「船徳」
  • 桂 福楽 「仔猫」
  • 《笑呆亭 解答編》

※ 第 426 回


 ひさびさの田辺寄席。会員証を作ってからお初です。地下鉄谷町線「田辺」駅から徒歩 10 分くらい。JR 阪和線の高架化工事の影響でプチ遠回りしました。
 今回は桂福團治一門会。開場直後ぐらいに到着しましたが、すでに待ち行列。ザッと 120 人の大入りです。


 文太の前ばなしは、らくごの演題について。前回演った「つるつる」の解説から、落語の演題はもともと楽屋の符丁だったってな話へ。

 開口一番の福矢のマクラはあいかわらずマーフィー岡田ネタ。今年はこれで引っ張るつもりか、かなり繰られてきた印象。
 福矢の「子ほめ」は、きっちり春團治の型。登場人物がみな世間を斜めに見てる感じで、独特の味が好き嫌い分かれそう。町内の人気男がもう少し弾ければウケが大きくなりそう。

 福六は初めて。独特の容貌と声量のなさで最初はどうなるかと思ったが、噺の「月並丁稚」に入れば丁稚がなんとなくかわいく見えたり。

 中トリは文太の「寝床」。これが秀逸。家主の浄瑠璃の会に呼ばれた町内の者らの断りは軽く流し、店の者らの断りをふくらませて。使用人はもとより、犬、猫、果ては金魚まで声をかけ、それらにもきっちり断りが。
 後半も、「後家殺し!」「人殺し!」とか云いつつ酔っ払って寝てしまい、気付いた旦那に起こされ半分寝言で「人殺し!」とか。クスグリの構成がお見事。
 ここで《笑呆亭》の出題。浄瑠璃の会に来ないことを理由に家主から明け渡しを云い渡された店子は、それに従わなければならないか?

 中入りを挟んで、福車の「船徳」。笑福亭たまに比べると動きやクスグリで劣るものの、人物の表情が出色。とくに若旦那船頭にイラつく船客がええ具合。ほかの噺も観てみたい。

 トリはお目当ての福楽が「仔猫」。以前(約 1 年前に)観たときはきっちりながら平板な印象だったが、今回は雰囲気たっぷり。前半のわちゃわちゃと後半のおどろおどろしさとの対比がメリハリに。おなべの独白もきっちり七五調で雰囲気満点。
 マクラでは「トリにしては軽すぎる」と謙遜されてたが、なんのなんの。福團治一門の筆頭弟子としてきっちりええ仕事。こちらも秀逸。

 最後に《笑呆亭》の判決。段取り悪く、「出て行かなくて良い」と早くに決着。抽選会は‥‥惨敗。


 福楽さんと文太さん、この 2 席は抜群でした。これだけでも行った甲斐があったと思います。福車さんも好感触でしたし、たっぷり福團治一門って感じのええ番組でした。

 7 月は 21 日(土)、22 日(日)です。

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