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大銀座落語祭 2007

2007/7/16 @銀座ブロッサム 中央会館

【究極の東西寄席 G ブロック】

  • 加藤 武 《朗読》 『宮本武蔵』火の巻より「風車」 (作:吉川英治)
  • 小沢 昭一 《朗読》 「榎物語」 (作:永井荷風)
    ―― 中入り ――
  • 桂米朝・小沢昭一 《対談》
    ―― 中入り ――
  • 柳家 小三治 「天災」


 GUNS N' ROSES の合間に『大銀座落語祭』へ。観たかった小三治師匠の会がこの日で、奇跡の日程です。
 千葉から東京へ移動し、東京⇔名古屋往復の ぷらっとこだま を購入。平日なんで、すんなり希望便で取れました。
 東京駅から会場の銀座ブロッサムまで歩いて。台風一過で時折晴れ間も。移動があるんで曇ってるくらいがちょうど良いくらい。
 なんと最前列のド真ん中と云う、かなり緊張する席です。これで今年の運をすべて使い果たしたような気がします。


 緞帳が上がると、見台を前にした加藤武が板付き。とくに前振りもなく、吉川英治の『宮本武蔵』より、宮本武蔵と、鎖鎌の達人・宍戸梅軒との対峙を朗読。俳優らしい重厚な語り口で、たっぷり 40 分。

 一旦緞帳が下がり、再度上がると今度は小沢昭一が釈台を前に、まわりに木魚や砂張をならべて登場。こちらは永井荷風の「榎物語」を朗読。寺に伝わる文庫から出てきた、数代前の住職がしたためた懺悔の手紙。木魚をポクポク叩いたり、砂張をゴーンと入れたりしながら語るも、これが「~候」「~候」の連発で、内容がまったく頭に入らず。こちらも 40 分ほど。
 途中、「只今準備中」の札を出しての休憩タイムに、中学時代からの付き合いだと云う加藤武との思い出をあれこれ話したが、これがおもしろい。漫談の方が良かったかも。

 中入りをはさんで、米朝と小沢昭一の対談。まず小沢が登場し、「人間国宝のお話を、人間国辱が聞きます」と笑わせる。
 小沢が米朝の落語観をいろいろと聞き出すうちに、ふたりの師匠の正岡容の話に。そこからボケの話などへ。最後に小沢が「また『地獄八景(亡者戯)』なんか聴きたいですね」てな、無茶な要望。それを受けた米朝が「あれを通してはちょっと‥‥」と、マジの返答。ここらにふたりの性格が垣間見えるよう。やや短めに 20 分少々。

 再度中入りをはさみ、小三治。緞帳が上がって名ビラが見えただけで拍手が起こる。観客の期待感がうかがえる。
 台風 4 号の話からマクラをいろいろ。この会が《やなぎ句会》のメンバーで組まれてることに、「ただ老人が演りたいことを演ってるだけの会」と自虐的に評し、先の対談で米朝をいたわる小沢に対して「小沢さんに(身体は大丈夫か)訊きたいよ」。自身について考えると、今年 5 月の浅草演芸ホールで「茶の湯」を演ったときに《根岸》と云う地名が出てこなかったり、御隠居のお手製のまんじゅうを仕込み忘れたり。
 台風の話に戻り、自身のマネージャーが台風のなかサーフィンをしてきたことを聞いて「親不孝だ」と。しかし、自身も若い頃、スキーやバイクをたのしんでいたときに先輩芸人から諭されたことを思い出したり。
 演し物は、マクラからテーマがゆるぅ~くつながる「天災」。八五郎の短気にやや物足りなさを感じつつも、夫婦喧嘩や母親を足蹴にするくだりの噺のふくらませ方はさすが。登場人物をいきいきと、こまかいクスグリもたのしい。マクラも入れて、たっぷり 1 時間。


 米朝師匠の対談がやや物足りなくもありましたが、あとの小三治師匠で帳消し。こちらの緊張感をほぐす、とぼけた味わいを堪能しました。
 終演後、会場を出たところで桂あさ吉さん、林家染左さん、林家和女さん御一行に遭遇。ホンマに銀座かいな!?!?

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