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平成創作落語の会

2007/7/4 @天満天神繁昌亭

  • 桂 歌之助 「はなしか入門」
  • 林家 そめすけ 「人生相談」
  • 笑福亭 仁智 「大阪の歩き方」
    ―― 中入り ――
  • 桂 三風 「下町通り商店街の人々」
  • 笑福亭 福笑 「瀞満峡」

※ 第 71 回
※ とくに記載のない場合は自作ネタ


 チと値段が高いこの会。福笑&仁智効果か、1 階はほぼ満席、2 階にも入るなかなかの入り。


 トップは歌之助「はなしか入門」は、ある噺家が稽古中の「道具屋」のクスグリに納得がいかず、あちこち相談してまわる噺。落語マニアの歯科医がツボ。全体にちょっときれいにまとまり過ぎな感じ。サゲくらいはもっと弾けても良さそうな。

 つづくそめすけは得意のジャグリングで軽くほぐしてから、ものまね満載の「人生相談」。ポストに子どもが放り込まれてたと人生相談コーナーに来た夫婦は磨りガラス&ヴォイス・チェンジャーで、相談を受けるのは司会の仁鶴を始め、みな芸人。さながら『生活笑百科』の趣。小技に走り過ぎな気もするが、なかなか良く出来たネタ。

 中トリの仁智はモンゴルや上海の話やなんかから、スケッチ・ブックに書いたキーワードをもとに「大阪の歩き方」を紹介。さながら《絵のない鉄拳》って感じのノリで、小ネタ数珠つなぎの様相。落語と云うより漫談に近い感じだが、仁智らしい視点がたのしい。

 中入りを挟んで、三風は某コーヒー・ショップでの困惑話から最近の商店街の様子をマクラに、商店街復興策を会議する「下町通り商店街の人々」。桂小春團治の「職業病」にも云えるが、葬儀屋が出てくると俄然おもしろい。

 トリの福笑は、なんでもカタカナ表記されることに物申す。「フード・ファイター? ただの大飯食らいや。ギャル曽根? 結構私、ファンでんねん」。
 ネタはリゾート地へキャンプに向かう一家を描いた「瀞満峡」。車が故障して地元の老人に馬車で送ってもらうが、アパッチに襲われたりターザンに助けられたり。福笑らしい言葉の笑いも満載で、時空を超える SF 的な展開になるが、そのムチャさもブラック・ホールがすべてをつなぐ。変幻自在な発想・着想に脱帽。


 今回は全体にややあっさりした印象の会でした。そんななか、やっぱり福笑さんはさすがですね。クスグリ密度が圧倒的に高く、笑わずにはおれないです。

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