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繁昌亭昼席

2007/7/29 @天満天神繁昌亭

  • 桂 佐ん吉 「いらち俥」
  • 笑福亭 たま 「延陽伯」
  • 月亭 八天 「足上り」
  • 桂 三象 《踊り》
  • 桂 福楽 「京の茶漬け」
  • 桂 梅團治 「竹の水仙」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭 鶴二 「兵庫船」
  • 桂 文福 「大相撲ほのぼの甚句」
  • 幸助・福助 《漫才》
  • 笑福亭 福笑 「江戸荒物」

※ 第 44 週


 福笑さんが主任で、ほかにも梅團治さん、福楽さん、たまさんとかなりの好番組と云うことで昼席へ。団体さんも入って大入り満員。


 佐ん吉の「いらち俥」は、最初の俥屋の頼りなさがニンに合ってる感じ。後半はトントンと、1 回目の市電と間一髪!と云うところまで。ええ感じ。

 たまの「延陽伯」は、嫁を世話してもらうことになったヤモメが風呂屋へ行かず、自宅で妄想爆発。あまりにもやかましくて、近所の連中が「宗~助はん、ヤモメがやかましぃ云うてまっせ」と、「二番煎じ」の趣。
 嫁の名前が長くて困ると、風呂屋へ行く場合、便所を変わってもらう場合、の 2 パターンでシミュレーション。最後は汚いが、短いながらもたまらしい構成とクスグリが随所に。

 八天は「足上り」をきっちりと。地味ながらも上手さが光る。

 三象は漫談いろいろ。カマっぽいキャラで、観客も笑わずにはいられない。高座でメイクを施し、頭に蝶リボンをくっつけて、川中美幸の“二輪草”に合わせて踊る。しかもフル・コーラス。もうバカ負け。

 こってり三象のあとに、あっさり福楽が「京の茶漬け」をサラサラと。大阪の男が京都の女になんとか茶漬けを出させようとの攻防。徐々に苛立ってくるあたりが大阪らしく、マイクにボソッと心のつぶやきをこぼすのがなんともおかしい。最後のおかわりの催促は超露骨。男の押し引きが緩急に。
 何気ないようで良い味代わりになり、うまく中トリにつなぐ。

 梅團治はマクラで師匠の春團治の話をしつつ、時代劇の話から「竹の水仙」へ。登場人物にあったかみが感じられ、ダミ声なのにやわらかい感触。宿屋の亭主が侍の足元を見て値をつり上げるくだりがたのしい。充実の一席。

 中入りをはさんでの鶴二は「兵庫船」は、船が出て、国処の訪ね合いからなぞかけまで。にぎやかに盛り上げる。

 文福はダジャレ連発の漫談に相撲甚句。

 初めて観る幸助・福助は、昔ながらのしゃべくり漫才。脱力系のボケにハイ・テンションのツッコミ。かなりおもしろかったが、漫才で持ち時間 15 分はチと長いかも。

 トリの福笑は、マクラでいつもの電子音への反抗。演し物は古典で「江戸荒物」。あいかわらず荒物屋の「おい、あんま!」「なんだい、おまえさん」のリフレインと、その後の夫婦喧嘩がおかしい。
 マクラではかなり笑いが多かったが、ネタに入ると思ったより笑いが少なかった。高座自体は悪くなかったが、もっと大爆笑のうねりを期待していただけに、ここらにライヴの難しさを実感。


 いやはやなんとも濃かったです。想像はしてましたが、三象さんが想像を超えて濃かったです。ほかの出演者もアクが強めで、たっぷり過ぎる会でした。

天満天神繁昌亭

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