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できちゃったまつり!

2007/7/26 @天満天神繁昌亭

【天神祭りのあとのまつり】

  • 笑福亭 たま 《ショート落語》
  • 桂 三金 「もぎとり(ユニバーサル・バージョン)」 (作:桂三金)
  • 桂 三風 「船渡御今昔“生”中継」 (作:桂三風)
  • 月亭 遊方 「素顔のままで」 (作:月亭遊方)
  • 桂 あやめ 「アタック!ナンバ一番」 (作:桂あやめ)
  • 《コント》 「手水廻し」
    ―― 中入り ――
  • 《立体噺家人生ゲーム》


 7 月は『できちゃったらくご!』の順だったところが、天神祭りで繁昌亭も特別興行となり、翌日にこちらもお祭りに。いつもの新作落語に加え、コントやゲームも。
 入りは 7~8 割くらい。まずまず、でしょう。


 トップのたまが客席調査したところ、できちゃった初心者が半数以上。戸惑いながらショート落語いろいろ。

 三金はマクラで落語以外の余興営業の話をいろいろ紹介し、古典の「もぎとり」(「軽業」の前半)の解説から、自作のユニバーサル・バージョンへ。大混雑してるユニバーサル・スタジオ・ジャパンの隣にできたユニバーサル・スタジオ・オーサカへ行ってみる‥‥って噺。ターミネーター、バックドラフト、ジュラシックパーク、バック・トゥ・ザ・フューチャー。かなり無理があるものも混ざってるが、サゲはなかなか。

 三風は天神祭りの船渡御ふなとぎょの解説から大阪締めの練習を経て、現在と 183 年前の天神祭りを中継でつなぐ噺。風流な祭りの雰囲気をぶちこわすゲスト、アイドル歌手の西中島みなみちゃんのコメントがバカ丸出しでいちいちおもしろい。

 遊方は顔を指された(指されたくなかった)体験談をマクラに、バイトする芸能人が客にバレないように苦心する噺。ムリヤリな顔芸がおもしろ過ぎ。顔が変わるとしゃべり方まで変わってしまうのがなるほどな感じ。

 袴姿で登場のあやめ。この週の繁昌亭昼席がいかに濃いかと云うことを出番順に紹介し、幼少期のスポコン漫画・ドラマの紹介をはさんで、熱血バレーボール部の噺を。薄幸の主人公とライバルとの対立が主軸で、さもありなんな設定満載。ライバルの必殺技の稲妻落としや天満天神繁昌亭こけら落としもあっさり破る主人公。舞台上を転がりまわっての大熱演。

 ここでコント「手水廻し」。配役は、三風が大阪からの旅行客、あやめが田舎旅館の主人、遊方が板場の喜助、三金が女中と長頭男。ツッコミ役のあやめがノリノリのハイテンション。
 後半、大阪の旅館で主人と喜助が手水を所望。水を張ったタライと歯みがきチューブとヘアー・ムースが。歯みがきとムースをタライにたっぷり落として‥‥。身体を張ったオチに大盛り上がり。

 中入りをはさんで、立体噺家人生ゲーム。お手製のすごろくのマス目には、噺家が人間国宝になるまでの様々なイヴェントが書き込まれていて、その指示に従いながらゴールを目指す、と云うもの。あやめの司会進行で、三風、遊方、三金、たま、南湖が参加。
 ここで笑いの神様が遊方に降臨。弟子を取る(観客を弟子に見立てておんぶする)、ライバルに蹴落とされる(人間国宝直前で 10 マス戻される)、腕を上げるために特訓する(弟子を背負って腕立て伏せ)など、美味しいイヴェント連発。最後は遊方を蹴落とした南湖が人間国宝に。


 落語も企画コーナーも盛り上がり、約 3 時間に。たまさんはラジオ出演、南湖さんは『講談文月毎日亭』との掛け持ちでしたが、タイトなスケジュールでも上手い具合に参加されて、最後は勢揃いでした。
 チラシには番組にテーマ・トークも入ってましたが、おそらく時間調整用だったんでしょう。それなしでもボリューム満点でしたし、お客さんを巻き込んでゆるゆるとしたお祭り騒ぎで、なんともたのしい雰囲気でした。

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