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SF 寄席 醉魚亭

2007/8/31 @パシフィコ横浜 会議センター 502

【Nippon 2007 - the first Worldcon in Japan】

  • 夢枕 獏 《ごあいさつ》
  • 神田 山陽 「鼠小僧外伝 サンタクロースとの出会い」 (作:神田山陽)
  • 林家 彦いち 「熱血怪談部」 (作:林家彦いち)
  • 《座談会》


 南湖さんの紙芝居の 2 回目の中入りに、同所で作家の夢枕獏先生をホストに据えた寄席がありました。そのまま居続けての鑑賞。
 200 人くらいは入れるホールがそこそこ埋まってました。ホスト目当てか、出演者目当てか、どっちなんでしょうね。
 商業イヴェントではないんで、進行がええ加減です。会場は 14:00 から割り当てられてましたが、スタートしたのは 14:15 頃でした。


 まずはホストの夢枕獏が着物姿で登場し、ごあいさつ。番組案内と出演者紹介をごく簡単に。SF 好きの彦いちと、SF に疎い山陽で、ややホームとアウェーの様相。

 設営のつなぎに山陽の公開袴履き。あらためて高座に上がり、講談解説と修羅場読みのサンプルをマクラに、自作の「鼠小僧外伝 サンタクロースとの出会い」を。
 江戸の町で鼠小僧がサンタクロースに出会い、その仕事を手伝う話。『五日のあやめ』で演ったときは端折られていた、サンタクロースに思いをぶつける鼠小僧のセリフがグッとくる。荒唐無稽な展開に泣かせる一場面をはめ込む構成の妙と、修羅場読みの心地良さ。

 つづいて猿蟹合戦の臼にそっくりな彦いち。初めてだが、噂どおりいかつい容貌。学校公演の話をマクラに、学校が舞台の「熱血怪談部」へ。
 怪談噺サークルの顧問に体育会系の流石ながれいし先生が就任する噺。幽霊や妖怪が出てきてもものともしない流石先生が説教と駄洒落を連発。彦いちの風貌が体育会系の先生にピッタリ。「化け物使い」のような展開だが、サゲにもうひと工夫ほしい気も。

 会場に来られていたイラストレーターの天野喜孝と寺田克也を、夢枕が舞台に招き入れて紹介。寺田はそのまま残り、夢枕、彦いち、山陽と 4 人で座談会。
 夢枕一行がシルクロードを旅したときの写真をスクリーンに映しながらうだうだ。山陽はこの旅行に参加してないため傍観状態で、解説役の彦いちがほとんどしゃべり、ときどき夢枕と寺田がコメントすると云う感じ。スクリーンに三遊亭白鳥が映るたびに笑いは起きるが、事前の打ち合わせがほとんどなされてないようで、中途半端な失敗企画。


 2 時間枠の前後に設営時間が必要で、正味 1 時間半くらい。最後の座談会はテーマ・トークにすれば山陽も参加できたでしょうし、もうちょっと企画をしっかりしてくれ、と思いました。
 ただ彦いちさんと山陽さんの高座は良かったです。とくに山陽さんの「鼠小僧外伝」には感動すらおぼえました。講談は落語よりも認知度は低いでしょうが、もっと関西で口演してもらいたいです。

Nippon 2007
蓬莱宮

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