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元祖大阪名物 あほの会

2007/8/15 @天満天神繁昌亭

【冬の噺特集】

  • 笑福亭 由瓶 「時うどん」
  • 笑福亭 右喬 「池田の猪買い」
  • 露の 吉次 「二番煎じ」
  • 笑福亭 仁嬌 「不動坊」
    ―― 中入り ――
  • 露の 都 「初天神」
  • 笑福亭 仁福 「ふぐ鍋」
  • 《鹿芝居》 「平林」

※ 第 12 回


 なんとなくチケットを買ってた『あほの会』へ。お盆と云うこともあってかなかなかの入りで、1 階は 9 割入り、2 階席にもお客さんが。
 プログラムで番組チェックしてたら、どうもおかしい。「池田の猪買い」に「二番煎じ」に「不動坊」に「ふぐ鍋」。よくよく見ると《冬の噺特集》。やっぱりあほですね。


 トップの由瓶は、マクラで不味いラーメン屋への熱い思いを観客に伝えようと四苦八苦しつつ、なんとか「時うどん」へ。桂吉弥に付けてもらったと云うことで 1 人ヴァージョン。うどんを食べる所作がどうも変で、研究・練習の余地あり。マクラでのハチャメチャなノリに比べて、本編では習ったとおりきっちりと。ただ、もう少し由瓶らしさを噺に盛り込むべきかも。

 右喬は「池田の猪買い」に対して「これ、正直、メチャクチャ難しいんですよ。変えていいですか?」。客席の反応で、ネタは変えずそのまま演ることに。
 基本ラインを踏襲しつつも、ネタに対して時間枠が短すぎたためか、どうも走り気味であっちこっち抜けてる印象。道をたずねる場面は端折っても良かったかも。

 吉次はラジオ出演のエピソードをマクラに「二番煎じ」を。かなりテンションが高く、酒や肴が出てくるたびに大げさなリアクション。「風邪薬の口直しはなんです? 猪の身、炊いたん! 池田から、取れとれの?」と、前の噺をクスグリに。見回りにくる侍の引き具合もなかなか。

 中トリの仁嬌は「不動坊」をきっちりたっぷり。全体的にクスグリは控え目ながら、仁嬌のむこうに師匠の仁鶴が見えるような雰囲気で、丁寧さが前面に出た高座。屋根の上でのてんやわんやでは、もう少し寒さの演出を入れても良いかも。

 中入りをはさんで、都は「みやこ噺」のノリでとりとめもない話をたっぷり。主婦向け情報バラエティのノリで、いつもおもしろい。(ダメな人はまったくダメだろうが)
 最近は「みやこ噺」が多かったんで、落語はひさしぶり。都の「初天神」は生意気盛りの寅ちゃんがかわいい。飴屋を経て、みたらし団子屋のくだりまで。

 トリの仁福は、ネタ繰りできなかった言い訳をウニャウニャと語ってから「ふぐ鍋」を。端折ったか飛んだかクスグリが少なく、かなり短め。それでも後半のノリはなかなか。

 大喜利に鹿芝居で「平林」。出演は登場順に、仁嬌(旦那)、仁福(丁稚)、吉次(着流しの遊び人?)、右喬(泥棒)、都(占い師)、由瓶(ビリー隊長)。右喬以下は通行人で、都の娘も特別出演し、最後はみんなで「ヴィクトリー!」。適度なグダグダ具合がこの会らしい。


 冬の噺で涼しくなったかどうかはともかく、鹿芝居のおもしろさはあほの会ならではですね。いつもの大喜利もおもしろいんですけど、ときどき趣向を変えていろいろ演ってもらえると、観る方も新鮮味があって良いと思います。

 9 月は繁昌亭 1 周年記念特別興行のため、次回は 10 月 15 日(月)です。

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