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こごろうの会

2007/8/27 @太融寺本坊

  • 桂 雀太 「道具屋」
  • 桂 こごろう 「普請ほめ」
  • 桂 米平 「はてなの茶碗」
    ―― 中入り ――
  • 桂 こごろう 「口入屋」

※ 第 12 回


 お初天神から太融寺へ会場を移した 2 回目。私は初めてです。案内ハガキを出し忘れてたそうで、会場を 3 分の 1 に仕切ってましたが、用意した椅子がきっちり埋まるくらい、ザッと 60 人の入りでした。


 開口一番の雀太は、マクラから一言一句かみしめるように、丁寧すぎるくらい丁寧に。諸注意からスッと「道具屋」へ。
 掛け軸の絵を見ての「おっさん、鯉ちゅうのは滝登りまんの?」に「えら登りやがな」との返しもおもしろいが「エラで登りまんの?」でダメ押し。(これは雀太の工夫?) 道中で金魚すくいをひやかす枝雀の型で、よその子どもがすくってるのを真剣に指導する様子がたのしい。

 ゲストの米平は軽めのマクラから「はてなの茶碗」へ。クセの少ないサラリとした口跡で、教科書どおりのきっちりした高座。

 こごろうの 1 席目は、マクラにウォーキングを始めた話をたっぷりと。体重計が教えてくれる身体年齢が 33 歳まで若返ったってことで、若い頃によく演ってたと云う「普請ほめ」を。(こごろうは「牛ほめ」と紹介していたが、牛をほめるくだりはなし)
 とにかくお調子者(喜六的男)がこごろうのニンに合っててたのしい。普請をほめに行った池田の家で、懐の書き物を見ながら玄関、床の間、庭先とほめてまわり、台所へまわって節穴を指摘するべきところで、あわてて先に読んだ床の間のほめ言葉の部分を読んでしまう。お調子者のうっかり具合が強調されてて、なんともおかしい。
 中入りをはさんでの 2 席目は、先の「普請ほめ」の解題から。読み間違いのクスグリは以前からあたためてたそうで、実際に演ってみて手応えは良かったよう。
 「口入屋」はネタ下ろし。こちらも全体に愉快な雰囲気に満ちている。オープニングの口入屋の風景(と云うか、口入屋の主人の独白)や、一番番頭がすまして「番頭でおます」と繰り返し練習する様子など、前半にも笑い多し。御寮人さんが新しい女衆にいろいろ訪ねる場面では、女衆が「落語も少々かじりまして、『子ほめ』『兵庫船』『煮売屋』『阿弥陀池』、『時うどん』『牛ほめ』『ちりとてちん』『動物園』、『東の旅』に『西の旅』、『月宮殿星都』に『地獄八景亡者戯』」と羅列すると、御寮人さんは「大ネタやないかいな」。ここらは大爆笑。後半もハイ・テンションの一番番頭を中心にワチャワチャにぎやか。


 自身の勉強会と云うことで、やはりこごろうさんの力の入れようが違いますね。クスグリの工夫もさることながら、ネタ下ろしの「口入屋」もええ仕上がりでしたし、こごろうさんらしさが山盛りでした。

 次回は 11 月上旬の予定です。仕切りを 3 分の 2 に拡大して開催したいとのことですから、こごろうさんのがんばりに期待!ですね。

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