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らくご道 笑福亭生喬と桂こごろうの落語会

2007/8/14 @上方亭 (ワッハ上方 小演芸場)

  • 笑福亭 生寿 「軽業」
  • 桂 こごろう 「へっつい幽霊」
  • 笑福亭 生喬 「三十石」
    ―― 中入り ――
  • 生喬・こごろう 《対談:夕焼け日記》


 お盆と云うこともあってか、普段よくお見かけする常連さんが減って、新しいお客さんが増えて、トータルではいつもよりちょっと多めの 40 人くらいに。


 恒例の生寿の開口一番は「軽業」。もぎ取りはなく、喜六と清八が軽業小屋に入ってゆくところから。きっちりした所作と口上が好感触。

 つづくこごろうは、楽屋風景を紹介。生寿の高座を師匠の生喬が見守りながら太鼓を叩いていたそう。なんともほほえましい師弟の図。
 「へっつい幽霊」は噺の展開に沿って徐々に場面が変わってゆき、それにしたがって登場人物も入れ替わるが、登場人物の色が明瞭で場面転換もわかりやすい。《幽霊のタマゴ》から出てきた 300 円が、終盤になって 300 両に。単純な云い間違いだろうが、それまでが良かっただけに最後のブレがなんとも残念。

 生喬はマクラに『彦八まつり』の紹介や裏話など。素人参加コーナーへの応募が少なくて苦心惨憺しているよう。
 さらに、笑福亭松枝の「三十石」を手伝ったときの話から、笑福亭の酔漢には手を焼くってな話へとマクラをつなぎ、ようやく本題へ。生喬のは三十石船の出るところが見もの。出番前に生寿が交換していた膝隠しが三方背になっていて、拡げると 3 倍の長さになり、船の絵が現われると云うもの。ちょっとした工夫で雰囲気も出て、なかなかの趣向。

 中入りをはさんでの対談では、まず生喬の膝隠し製作の苦労話。初代は観音開きで 2 倍の長さに拡がるものだったが、林家染丸の助言で今回の二代目が生まれたそう。ただ、長さと重量と強度のバランスが難しかったとか。
 一方のこごろうは、今回の「へっつい幽霊」を桂雀松に付けてもらったが、雀松の流暢な早口で稽古が大変だったってな話を。
 そこから話題はイントネーションや言葉の話へと発展。東京の噺家が使う大阪弁や、またその逆の場合の違和感と難しさなど。


 今回は 3 か月に 1 回のハメモノ・デーと云うことで賑やかにたっぷりで、対談もたっぷりで、ええ具合の満腹感でした。

 次回は 9 月 20 日(木)の予定です。

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