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月亭遊方・三遊亭白鳥 二人会

2007/9/19 @天満天神繁昌亭

  • 笑福亭たま 「兵庫船」
  • 三遊亭白鳥 「戦え!おばさん部隊」 (作:三遊亭白鳥)
  • 月亭遊方 「たとえばこんな誕生日」 (作:月亭遊方)
    ―― 中入り ――
  • 三遊亭白鳥 「トキそば」 (改:三遊亭白鳥)
  • 月亭遊方 「わすれうた」 (作:月亭遊方)


 京都に引き続き、遊方さんと白鳥さんの二人会。繁昌亭での会は『遊方のゴキゲン落語会』で発表されたときからたのしみにしてました。


 開口一番のたまは遊方のおもしろエピソードをマクラに、上方らしくハメモノの入る「兵庫船」を賑やかに。謎掛けの場面では喜六の「やりますぅー!」の繰り返しがたのしい。この喜六の勢いに引っ張られてか、全体的にテンション高し。後半のフカに魅入られた者探しの場面も独自のクスグリが随所に。
 新作派の二人会だったんで、新作の方が良かったんでは?とも思いましたが、会場をええ具合にあっためる。

 白鳥の 1 席目は、マクラで大阪での思い出。ホモに狙われたり、キャバレー『ミス大阪』でおののいたり。女性の話から自分の母親の話へと爆笑でつなぎ、自作ネタ「戦え!おばさん部隊」へ。隊員不足になった自衛隊がおばさん層をパートで雇うと云う噺。おばさん連中のバイタリティが凄まじく、なかでもリーダー格のおばさんが恐ろしい。ドラム缶体型なのに S サイズの制服を着てしまう《女体の神秘》に爆笑。イラクの反政府ゲリラを蹴散らす様がまた強烈。
 中入りをはさんでの 2 席目は、東京寄席事情をマクラに、古典の「時そば」‥‥かと思いきや、後半がエグい。前日に見たそば屋での 1 文ごまかしを真似ようと発見したのが、佐渡島出身の地球に優しいリサイクルそば屋。骨拾いの箸にヘルメットの丼。刺激臭のある緑色のそばつゆに、直径 10 cm はあろうかと云う極太そば。座布団をそばに見立ててそば打ちし、打ち立てをご提供。白鳥流を堪能。

 遊方の 1 席目は、マクラで遊方に持ちかけられた見合い話のエピソード。そのときは家族にいじられまくって腹を立てて断ったが、遊方自身が妄想する《理想の見合い》がまたおもしろい。そこから年齢の話につないで「たとえばこんな誕生日」へ。交通事故にあった青年が、この日が誕生日だった‥‥って噺。救急隊員がそれを知って気を遣ってくれるが、それが逆に感に障る。「小さな親切大きなお世話」が笑いにつながるパターンが、最後はなんとなくええ噺に。
 トリの 2 席目は、遊方以上に顔覚えが悪いスナックのママの話をマクラに、こちらも自作の「わすれうた」を。CD ショップにうろ覚えの曲を買いにきた男の噺。「ラ~ラ~ラ~」とか「ウォウウォウ」とかしか思い出せず、店員も四苦八苦。客に思い出させるのに店員がムチャをしだすくだりがおかしい。「うろ覚えを思い出す」だけでここまでふくらますか!?!?


 いやはや、やっぱり白鳥さんはおもしろいです。京都と今回の 2 回で確信しました。それに負けじと遊方さんも熱演で、おおいに盛り上がりました。双方とも刺激になるでしょうし、これはもう次回に期待せずにはおれません。

遊方 FOR YOU!
三遊亭白鳥の湖

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