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柳家小三治独演会

2007/9/20 @名古屋市青少年文化センター アートピアホール

  • 柳家禽太夫 「たらちね」
  • 柳家小三治 「蒟蒻問答」
    ―― 中入り ――
  • 柳家小三治 「一眼国」

※ 第 5 回


 小三治師匠のホール独演会は初めて。微妙に遠い名古屋ですが、たっぷりのマクラを期待して行ってみることにしました。
 朝から用事を済まして名古屋入り。ぶらぶらと名古屋城見物なんかをして会場へ。2 階席も入れて 700 席ほどのキャパは満員。1 階席後方から。(前の方の席はおそらく劇場が押さえてたと思われます)


 禽太夫は初めて。「たらちね」を丁寧に、会場をあたためると云うよりも、観客を古典落語の世界の入口へ案内する、と云った風。

 小三治の 1 席目は、女子中高生相手の学校公演の話から。観る気・聴く気のない観客向けに演ることの難しさや、ひょんなことから小三治夫人との馴れ初めを話すことになったことなど。夫人との出会いのきっかけを作った林家木久蔵(現・木久扇)に話題が移り、女子中高生にも認知されてる「木久蔵は大スターです」。大喜利の話から、立川談志は謎掛けが上手かったってな話も。そこから大喜利で問答なんかもやったってとこから、問答の小咄をはさんで「蒟蒻問答」へ。
 蒟蒻屋の主人のすすめで風来坊が寺の和尚を始めることになるくだりからたっぷり。が、途中、うとうと‥‥。なんのために名古屋まで来てるのやら。約 70 分。

 中入りをはさんでの 2 席目は、軽井沢で予定していた仕事が台風で中止になったって話から、振袖火事の話へ。さらに、数年かけて読み続けている『天皇の世紀』の話をたっぷり語って、振り返って日本の政治はどうか?と。これらの話がゆるぅ~くリンク。
 と、気付けば 21 時。唐突に「一眼国」へ。旅人から一つ目の少女と出会った話を聞いた見世物興行師が、その少女を捕まえてやろうとする噺。いざその少女を捕まえてみると、その途端にまわりを取り囲まれ、袋叩きにされて代官所へ。そこで「百姓風の男が、どいつもこいつも‥‥。役人を見ると‥‥。『‥‥こんなにいなくったっていいんだよ』」。ここらの刈り込み具合は絶品。こちらの想像力を絶妙にかき立てる。約 50 分。


 いやはやスゴいですね。途中、ちょっとウトウトしてしまいましたが、たっぷりのマクラは小三治ワールドって感じで、やっぱりたのしいです。あの年齢で、ひとりでたっぷり 2 時間しゃべってるんですから、恐れ入ります。

 で、あわてて新幹線で帰るわけです。嗚呼、貧乏人の悲しい性。

名古屋市青少年文化センター

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