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出前・田辺寄席

2007/10/28 @御影公会堂

  • 桂文太 《開口 0 番》
  • 笑福亭たま 「いらち俥」
  • 桂米左 「阿弥陀池」
  • 桂文太 「稽古屋」
    ―― 中入り ――
  • 内海英華 《女道楽》
  • 桂きん枝 「狸の賽」

※ 第 10 回


 阪神・淡路大震災の被災者を元気づけようとつづけられている『田辺寄席』の出前版。会場の御影公会堂は古い建物ですが、なかなかええ雰囲気です。
 1 階フロアーにザッと 300 人ほど入り、2 階にもお客さんがあふれる盛会に。近所の人が多い印象でしたが、無料と云うこともあって落語ファンも多く詰めかけてました。


 好例の文太の開口 0 番は、震災直後の思い出に笑いをまじえて。

 トップのたまは偽装問題をマクラに、得意の「いらち俥」。最初の俥屋はちょっとも動けん(動かん?)まま 10 銭せしめ、次の俥屋は箕面からの帰りに市電と激突して飛んで行く。あいかわらずのアクション落語。激突時のスローモーションはわかりにくかった?

 つづく染左は自虐的マクラから「阿弥陀池」を。安心して聴いてられるスタンダード・スタイルできっちりと。

 中トリの文太に「待ってました!」と声が掛かる。定番の稽古屋の師匠のほめ方をマクラに「稽古屋」へ。モテない男が「芸はないのか?」と問われれば「冷たい水飲んで温い小便しまんねん」。蛍踊りでは身体中に墨を塗らず、コールタールを塗る。後半の稽古屋での風景、文太の語り口が稽古屋の師匠の雰囲気にぴったり。たっぷり賑やかに。

 中入りをはさんで、英華がしっとり艶やかに三味線漫談。

 トリのきん枝は、繁昌亭裏話や月亭八方も登場する阪神タイガースの話など、うだうだをたっぷり。十分に繰られたネタをきん枝節に乗せ、これがなかなかにおもしろい。
 風邪気味で落語を演るかこのまま降りるか逡巡するも、観念して「狸の賽」を。ちょこちょこと端折られてはいるものの、賭場の雰囲気に得も云われぬリアリティーが。


 5 席+αで 2 時間ちょっとと、コンパクトにまとまった会でした。落語もそれぞれ異なったカラーで、そこへ英華さんが華を添えて、良い番組だったと思います。きん枝さんのしゃべりってわりと好きなんで、ひさしぶりに観られて良かったです。

田辺寄席

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