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売名高座 遊方・花丸・かい枝のチャレンジ落語会

2007/10/10 @道頓堀極楽商店街 ゑびす座

【今回は 3 席とも古典の改作「私古典しこてん」の発表だ!!】

  • 笑福亭呂竹 「犬の目」
  • 桂かい枝 「ちりとてちん」
  • 林家花丸 「無いもん買い」
  • 月亭遊方 「稲荷俥」

※ 第 5 回


 会場を変えたりコンセプトが迷走したりといろいろ紆余曲折しつつ、3 人がチャレンジする会と云うことで固まったようです。今回は「私古典しこてん」と称して古典の改作にチャレンジ。
 今回からパンフレット代わりのコピー本を配布することになったそう。今回の内容は 3 人へのアンケートなどで、表紙には中西らつ子さんのイラスト入り。懐かしい雰囲気でなかなかたのしく仕上がってます。
 入りはかい枝さんからの公式発表で 44 人。過去最高だそうです。


 開口一番の呂竹は「犬の目」をきっちり丁寧に。おもしろい空気感が出てるんで、クスグリで言葉を少し足したり引いたりすれば笑いがもっと増えそう。好印象。

 かい枝は海外公演の話をマクラに「ちりとてちん」を。基本は南光の型のように思えたが、旦那の家を最初に訪れる物喜びする男がジョンで、半英語落語的展開に。ところがすぐに流暢な大阪弁を話すようになり、名前も喜ぃさんに。なんか中途半端。

 花丸はマクラに今回のコピー本作成の裏話。アンケートを書くために遊方が花丸宅を訪れ、2 時間ほどしゃべってた間に書いたのが「入浴剤」のひと言だけだったそう。
 「無いもん買い」は、ビリーとヒロシが天神橋筋商店街を 6 丁目から 1 丁目方面へ流してくる花丸版。さすがに初演時のインパクトは超えられず。寿司屋や銃砲店など、固めるところはきっちり固めた方が、しっかりクスグリが効きそう。

 トリの遊方はいろいろとマクラを振ってから、米朝が復活させた「稲荷俥」を(おそらく)ネタ下ろし。
 狐を怖がったり思わぬ大金に喜んだりと感情の起伏が激しい俥屋のキャラが遊方にぴったりで、ネタのチョイスはグッド。導入部は仕方ないとしても、途中にナレーションが入らないよう構成すれば遊方色がアップしそう。
 終盤、金を置き忘れたことに気付いた客が俥屋の自宅を訪れるも、入るきっかけがつかめなくて玄関先で様子をうかがってると、近所の店から次々と酒や料理が運ばれてくる‥‥って場面を追加。玄関先でヤキモキする客の様子がおかしい。


 全体としては 2 時間弱とコンパクトにまとまりましたが、トリの遊方さんの「稲荷俥」がたっぷりで、これがなかなかの好感触。遊方さんの古典は独特の味があるんで、臆せずどんどんチャレンジしてもらいたいです。
 せっかく 3 人の会なんですから、中入りをはさんでそれぞれのネタについて 3 人でトークするとか、そんなんがあればなぁと思います。

 次回は来年の 1 月 21 日(月)です。

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