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らくご道 笑福亭生喬と桂こごろうの落語会

2007/10/11 @上方亭 (ワッハ上方 小演芸場)

  • 笑福亭生寿 「つる」
  • 笑福亭生喬 「殿集め」
  • 桂こごろう 「子は鎹」
    ―― 中入り ――
  • 生喬・こごろう 《対談:夕焼け日記》


 生喬さんとこごろうさんの定例会へ。ちょっとで遅れたんですが、なんとか開演には間に合いました。
 入りは実測で 29 人。床几がほどよく埋まった感じです。


 開口一番は生寿の「つる」。散髪屋で聞いてきた甚兵衛の噂話が凄まじく口汚い。罵り言葉のなかには「ハゲちゃん」とも。
 序盤はいつも以上に声は出てたが早口で、後半は適度なスピードに落ち着くも少し声を飛ばした感じに。ここらは実践で徐々に鍛えられるのだろう。

 生喬はやたら大きい羽織の紐を付けて登場。紐が重すぎて羽織のが破れると云うことで、すぐに羽織を脱ぐ。『糞尿特選落語会』『丑三つ亭』『大・上方落語展 in 渋谷』の裏話なんかをたっぷり。噺家の婚期が後退してるって話から「殿集め」へ。侍の威張り具合が生喬にぴったり。

 こごろうは生喬の言い間違いに軽く触れて、すぐさま「子は鎹」に。
 飲んだくれの亭主に愛想を尽かした女房が、息子の寅も置いてひとり家を出た‥‥と云う設定。亭主の近所に引っ越してきた姉貴分と女房が町でバッタリ出会い、姉貴分の家で茶飲み話に花を咲かせる。ここで姉貴分の茶を煎れる所作が実にこまかい。
 駄賃にしては高額な金を手にしていた寅への説教、あるいは鰻屋で姉貴分をはさんでの女房への言い訳、ここらの亭主の心持ちの掘り下げが秀逸。こごろうらしいあったかさがたっぷりと。

 中入りをはさんでの対談では、すぐに身につくネタとそうでないネタがある、ってな話題から。生喬はノロケる場面が苦手だそう。
 柳家小三治のインタビューに「笑わせるのが恥ずかしい」旨の発言があったことを受けて、こごろうが「くっしゃみ講釈」で笑わせすぎて覗きからくりを仕込み忘れ、そのことで新演出と云える効果となったことを紹介。「災い転じて福となす」の好例。


 この日はこごろうさんの「子は鎹」が秀逸でした。テクニック的なこともさることながら、亭主の心情が丁寧に描かれていて良かったです。
 いつもながら対談も興味深く、おふたりにはまだまだ笑わせてほしいと思いました。

 次回は 11 月 16 日(金)です。

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