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出没!ラクゴリラ

2007/10/22 @ワッハ上方レッスンルーム

  • 《記念口上》
  • 林家花丸 「阿弥陀池」
  • 桂こごろう 「貧乏神」 (作:小佐田定雄)
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭生喬 「喧嘩長屋」
  • 桂つく枝 「莨の火」
  • 《わいわい抽選会》

※ 第 70 回


 前回は行けなかったんで、ひさびさ感のあるラクゴリラ。なんとなく期待感の高そうな観客が 97 人の大入り。と云うのも、今回は 70 回記念と云うことで、観客投票によるリクエスト落語会。以下の組み合わせからのチョイスでした。

  1. つ「宿替え」/花「幇間腹」/こ「書割盗人」/生「蔵丁稚」
  2. 花「阿弥陀池」/こ「貧乏神」/生「喧嘩長屋」/つ「莨の火」
  3. こ「向う付け」/生「胴斬り」/つ「池田の猪買い」/花「厩火事」
  4. 生「つる」/つ「悋気の独楽」/花「あくびの稽古」/こ「愛宕山」

 口上の間に集計されたようで、結果はダントツで 2 番に。


 まずは 4 人揃って記念口上。下手側より生喬、こごろう、つく枝、花丸と座り、生喬から順にラクゴリラへの思いを。

 落語の部は花丸から。リクエスト投票の結果を発表し、最近のニュースの話題から「阿弥陀池」へ。以前に観たときよりもクスグリが増量し、クドいところは適度にカット。全体もしっかり固まった感じで、見事に花丸らしく笑い多し。とくに登場人物のキャラクターをきっちり設定することで、やり取りのおもしろさに新味が。

 つづくこごろうは花丸のあとで演りにくそうに「私のところは普通の落語です」。神社や神様の話をマクラに「貧乏神」を。仕事嫌いで女房に逃げられた男と、その男に取り憑いた貧乏神との友情物語。仕事嫌いの男をかいがいしく世話するも、最後には裏切られてしまう貧乏神の心情描写を丁寧に。もの悲しさのなかに脳天気な男の滑稽さも。

 中入りをはさんで、三重出身の生喬は赤福騒動に関するいろいろをたっぷり。夫婦の話へ転じて「喧嘩長屋」へ。夫婦喧嘩が間に入った者を巻き込んで騒動になる噺だが、とにかく喧嘩の迫力がスゴい。ここらは生喬の真骨頂。こごろうの「貧乏神」を引用したクスグリをサラッと入れる余裕も。

 トリのつく枝は乗り物の話題を軽く振って、めずらしい「莨の火」を。上品でどことなく謎めいた老人が駕籠屋の案内で御茶屋へ。これが豪快な散財ぶりで、御茶屋の男衆も大興奮。老人の引いた雰囲気と、だんだん賑やかになる御茶屋の座敷、テンションの上がる男衆、この対比がお見事。老人は最後までミステリアスに。

 最後の抽選会はラクゴリラの 4 人がそれぞれプレゼントを持ち寄って。なんじゃかんじゃとワチャワチャしながら賑やかに。4 分の 1 を超える確率ながら、かすりもせず残念。


 抽選会は残念でしたが、落語は充実。4 席ともそれぞれの持ち味が発揮されて、大満足の会になりました。
 実は私は違う組み合わせに投票したんですが、「莨の火」「喧嘩長屋」「貧乏神」「阿弥陀池」でうまく《喜怒哀楽》が揃った感じになって、番組構成としても記念の会にふさわしい最良のチョイスだったと思います。

 次回は 12 月 10 日(月)です。

出没!ラクゴリラ

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