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カシミヤ落語会 笑福亭たまのカシミヤ 100 %

2007/11/10 @カシミヤ

  • 笑福亭たま 「Myselves」 (作:たまよね)
  • 笑福亭たま 「寄合酒」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭たま 「初天神」

※ 第 10 回


 行けなかった前回はかなり入りが悪かったそうなんですが、今回は 40 人近い入り。しかも 8 割以上が女性客。たまさんもアイドル的人気が出てきた!?!?
 今回はたまさんが 3 席で、ひさびさの完全独演会。


 1 席目は客席アンケートから。「カシミヤのお客さん?」「落語ファン?」「繁昌亭で(たまを)観た?」などと訊くも、いまいち客層を掴みきれず。大阪弁のイントネーションの話から上方落語界での上下関係などいろいろ話すも、初心者向けに固有名詞を入れず言葉を選びながらで伝わりづらい。先日発表された繁昌亭大賞の裏話なんかも。
 ネタはたまよね作品で「Myselves」。20 歳でニートの男のところに、30 歳の自分や 40 歳の自分が現われる噺。タイム・パラドックスがクスグリになったりするが、細部をもうちょっと固めた方が観る側が安心できるかも。個人的ツボの《第 3 次 蛾次郎ブーム》が飛びそうになってヒヤヒヤ。

 2 席目の「寄合酒」はたまでは初めて。持ち寄り散財は「ぼんぼん噛もか!」が最初からえげつなく恐い。全体に下ネタ指数が高く、味噌の真贋を確かめるくだりはかなりスリリング。最後はレンゲ(スリコギ)で引っ張りまくり。

 中入りをはさんでの 3 席目は「初天神」。マクラで初天神や羽織の解説も。
 寅ちゃんにかなり知恵が付いてる感じで、隣のおっさんにある夜の出来事をしゃべる場面での表情がかなりいやらし。それにつられて隣のおっさんも調子にのる。
 寅ちゃんと父親が初天神に出掛けてからは、父親の心情変化がたのしい。最初は怒ってたのが、途中からおもしろがって、最後は必死に凧揚げ。


 今回はたまさんが最初に会場照明を明るくするよう指示されましたが、それでも客席はやや重め。笑いが単発で連鎖しない印象でした。とくにマクラで初心者を意識した解説を心がけているようでしたが、ネタに入ってからも意識し過ぎてたかもしれませんね。どのネタも緩急とネタ固めがほしいように思います。とは云え、「寄合酒」の味噌のくだりと「初天神」の後半はたまさんらしさが出てて良いですね。
 ただ、この会、結局いつの間にか値上げなんですよね。ゲストも入る『フレンドリー寄席』と同じ値段って、どうなん?

らくごの玉手箱
カシミヤ

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