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文楽 11 月公演

2007/11/11 @国立文楽劇場

【第 1 部】

  • 近江源氏先陣館おうみげんじせんじんやかた
    • 和田兵衛上使の段
    • 盛綱陣屋の段
  • 艶容女舞衣はですがたおんなまいぎぬ
    • 酒屋の段
  • 面売りめんうり

【第 2 部】

  • 源平布引滝げんぺいぬのびきのたき
    • 音羽山の段
    • 松波琵琶の段
    • 紅葉山の段
  • 曽根崎心中そねざきしんじゅう
    • 生玉社前の段
    • 天満屋の段
    • 天神森の段

※ 第 108 回


 10 月末に予約しようと思ったんですが、とくに第 2 部の『曽根崎心中』が人気のようで、土日はかなり席が埋まってました。で、11/3 に窓口へ行くと、平日もえろう変わらん。考えあぐねてても仕方ないんで、かなり後方の席になりましたが、予定していたこの日に通しで。ちなみに今回の『近江源氏先陣館』と『曾根崎心中』は《吉田玉男一周忌追善狂言》と銘打たれてます。そう云う意味でもチケットの出足が速かったのかもしれませんね。
 いざ行ってみると、やはり後方席は若干空席あり。歌舞伎に比べると文楽は地味な印象がありますから、まぁこんなもんなんでしょうね。


 『近江源氏先陣館』は大坂冬の陣を鎌倉時代に移した時代物。登場人物が多いうえに朝が早かったもんで、ついウトウト‥‥。余計に話がわかりません。小四郎のけなげさだけは伝わってきました。

 『艶容女舞衣』は世話物。お園と云う妻がありながら、女舞太夫の三勝と恋仲となり、子供までもうけた半七。両家の父親によってバラバラにされた 3 人だったが、半七は三勝と別れきれず、お園が半七を思う心も変わらず。最後には心中へ‥‥。
 落語「住吉駕籠」で酔っ払いがうなる「今頃は 半七っつぁん どこにどうして ござろうぞ」(お園が半七を思って云う台詞)が出てきて、ちょっと得した気分です。

 『面売り』は、面売り女とおしゃべり案山子の踊り。女が、天狗、福助、ひょっとこ、おかめ、と次々に面を付けて踊る様が、遠目で見ててもかわいかったです。とくに福助がかわいい!


 約 4 時間半で第 1 部終了。毎度のごとく CoCo 壱番屋で腹ごしらえして第 2 部へ。こちらも似たような入り具合。さらに後方の席でしたが、2 等席には外国人のお客さんもチラホラ。


 『源平布引滝』は「平家物語」や「源平盛衰記」に取材した時代物。登場人物は少ないんですが、誰かが誰かに化けてたり、ややこしい。食後の満腹感も手伝って、ついウトウト‥‥。
 最後の「紅葉の段」は圧巻。大立ち回りの末に敵味方が横一列になって大見得を切ると云う、あり得ないけどカッコ良いエンディング。

 『曽根崎心中』は近松門左衛門の世話物の初作品。遊女お初と深い仲の徳兵衛が、九平治に金をだまし取られたばかりか、詐欺の汚名を着せられる。お初のいる天満屋を訪れた徳兵衛が死ぬ覚悟を伝えると、お初も同調。そして道行き‥‥。
 切羽詰まった徳兵衛が悲嘆に暮れた表情を編笠に隠して天満屋を訪れる姿、その徳兵衛をかばうお初。「もう死ぬしかない」と云うに十分な説得力です。


 第 2 部は約 4 時間。
 やっぱり最後の『曽根崎心中』は良かったです。これだけでももう 1 回観に行きたい気分です。自殺・心中を礼讃するつもりは毛頭ありませんが、日本人が忘れかけている美意識がそこに感じられるように思いました。

国立文楽劇場

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