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千朝落語を聴く会

2007/11/24 @太融寺本坊

  • 桂佐ん吉 「いらち俥」
  • 桂千朝 「八五郎坊主」
  • 月亭八天 「おごろもち盗人」
  • 桂千朝 「三枚起請」

※ 第 44 回


 ちょっと早めに行こうと思ってたんですが、モタモタしてる間に予定してた電車に乗り遅れ、結局到着したのは開場直後。すでに 80 人ほど入ってたと思います。最終的には 150 席ほどがほぼ満席状態に。


 開口一番の佐ん吉は電車内での携帯電話のマナーについて笑わせてから、乗り物つながりで「いらち俥」。頼りない俥屋は佐ん吉ならではのかわいい感じ。威勢の良い俥屋もなかなかの勢い。集中的に掛けてることもあってかなりこなれた感じで、着物の裾の乱れも少ない。

 千朝の 1 席目は、会の案内で《月亭八天》を《桂八天》としてしまったことのお詫びから、自身も「《千朝》を《干朝》と書かれることがある」と浣腸ポーズ。
 「八五郎坊主」は、八五郎のとぼけたキャラクターが千朝のニンにぴったり。さらにズク念寺の和尚が、八五郎の頭を剃りながら「切れた。‥‥いまのは冗談じゃ」と云ったり、水鏡をのぞいてボヤく八五郎に「それは私じゃ」と云うときの表情など、ちょっとイチビリな性格に味付け。千朝独特の語り口がハマる。

 八天は名前のことからいつもの「月亭八天と云う男が出てハッテン」。さらにマクラをつないで「おごろもち盗人」へ。
 見台なしの型はひさしぶり。基本どおりきっちりと、途中に《おごろもち》の解説を入れる構成は無駄もそつもない。それでいてクスグリを上乗せし、お調子者の女房もたのしく、しっかり繰られていることがうかがえる。それだけに、途中の上下の乱れがもったいない。

 千朝の 2 席目は、現代のクリスマスにおける男女の在り方に物申してから「三枚起請」を。喜六・清八・源兵衛の性格付けが明確で、3 人のやり取りが漫才のようでたのしい。後半に登場するお山の小輝は、強がったり居直ったりとキツいようでいて、最後は客商売のつらさをこぼしたり、人間らしさがにじみ出た好演。


 休憩なしの 1 時間 45 分くらい。満足度高し、です。
 千朝さん、やっぱり良いですねぇ。地味と云えば地味なんですけど、奇をてらわないおかしみと云うか、ネタとニンがハマったときのノリは独特のもんがありますね。

 次回は来年 1 月 26 日(土)です。

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コメント

良かったですね。
「なんとも言えん」というのは評するときにはなんのことかわからないわけですが、「なんとも言えん」のです。
>奇をてらわないおかしみと云うか、ネタとニンがハマったときのノリ
そうなんですね。あえて言うなら「フラ」なんでしょうか。

投稿: 高岳堂 | 2007.11.29 11:14

>> 高岳堂 さん
そうですね、《フラ》ですね。
千朝さんは派手さはないんですが、素朴な味わいの落語と云うか、爆笑せずとも納得できる、まさに「なんとも云えない」充足感がありますよね。

投稿: わさび | 2007.11.29 13:14

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