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安養寺寄席

2007/11/18 @安養寺

  • 笑福亭たま 「寄合酒」
  • 笑福亭たま 「厩火事」
  • 笑福亭たま 「禁酒関所」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭たま 「ちりとてちん」

※ 第 5 回


 年 2 会開催でひさびさの安養寺です。
 この会は近所のおばちゃんが時間ギリギリに集結する印象がありましたが、いつもお見かけする落語ファンが数名、近所のお客さんにも男性客がチラホラと、客層にもちょっとした変化が。最終的には 50 人弱くらいだったと思います。


 たまがひとりでなんと 4 席。
 「寄合酒」では、鰹節屋の息子と鬼ごっこではなくかくれんぼをして「も~い~かい?」「も~い~よ~」で黙って持って帰る。味噌の真贋を確かめるくだりや、最後にレンゲ(スリコギ)を取らすくだりで引っ張ったり、たまらしい工夫。
 「厩火事」は、自分本位で勝手気ままな亭主に対し、それでも惚れてる女房が、亭主の真意を引き出そうと画策。クルクル変わる女房の表情がたのしい。
 「禁酒関所」は侍の酔態もさることながら、最後の場面が凄まじい。酔っ払った侍が「丼鉢、持ってまいれ!」と、これに小便をなみなみと注いで一気飲み。

 中入りをはさんで「大安売」か「いらち俥」を演ろうと思っていたが、住職が「ちりとてちん」のネタ下ろしを観たいと云うことで、会場アンケートに。結果、「禁酒関所」とネタは付くが「ちりとてちん」に。
 なんでも「初めてです」と喜ぶ大橋っさんにワサビを食べさせ、旦那のいたずら好きを強調。ふたりで共謀して憎たらしい竹に豆腐の腐ったのを食べさせようと混ぜ物を作ってると、奥からもう 1 丁出てきて、《ちりとてちん》が大量に完成。
 数珠を持って駆け付けた竹は、旦那に「《ちりとてちん》知らんのかいな?」と云われて「朝昼晩、丼に 3 杯、一気食い!」と啖呵を切る。えげつないのが出てきても引っ込みがつかなくなり、丼の《ちりとてちん》をムリヤリかっ込むが‥‥。エズキまくりながらも完食する竹の食いっぷりが凄まじく、最後に爆弾投下。


 とにかく「ちりとてちん」がエグいのなんの。これはもう観てもらうしかありません。評価は真っ二つに分かれると思いますが、私はエズキ芸がたまさんらしくておもしろかったです。
 中入り前はマクラで話す内容を選んだり、ネタに合わせた小咄を演ったり、初心者向けの配慮がいつになく営業モードで、ちょっとかしこまった感じもあったんですけどねぇ。最後に大爆発でした。

らくごの玉手箱

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