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育っちゃったらくご!

2007/11/16 @天満天神繁昌亭

  • 月亭遊方 「うなぎや」
  • 笑福亭たま 「厩火事」
  • 桂あやめ 「てなもんや左近ショー」 (作:桂あやめ)
  • 旭堂南湖 「魔術師」 (原作:江戸川乱歩)
    ―― 中入り ――
  • 桂三風 「下町の散髪屋さん」 (作:桂三風)
  • 桂三金 「まんじゅうこわい」
  • 《エンディング》

※ 第 8 回


 ちょっと早めに行ったつもりが、すでにえらい行列ができてました。どうも某新聞社のばらまいた優待券の影響がまだ残ってるようです。(あらたに配ってる?) 1 階席はガッチリ埋まり、2 階席にもお客さんが。最終的には 208 人と、これまでで最高の入りになったそう。


 トップの遊方の「うなぎや」は、遊方版と云える独自スタイル。暴れたウナギが女将さんの懐に飛び込んで、気持ち良くなってそのままどっかへ。腕を使って極太のウナギを表現し、これを追いかけて舞台袖へ消えてゆく。息切れの熱演。

 たまがマクラで遊方のことに触れると、舞台後方を遊方がモソモソ。瀧川鯉朝のことや、あやめがこの日のネタの台本を本番 2 日前に発見したことなんかも報告。
 「厩火事」は気分がコロコロ変わる夫婦がたのしい。

 あやめは弟子の話から、毎年恒例の年越しイヴェントのお知らせなど。昨年は繁昌亭で開催されたが、今年は諸般の都合により別所でとなったそう。
 「てなもんや左近ショー」は、博多出身の双子の姉妹漫才師のエピソードと、地下世界のバクテリアのエピソードがパラレルに展開。漫才師が瓜破霊園で稽古する振り付きギャグ「ボボンバボンボンパーコパコ」がなんともあやめテイスト。

 南湖は江戸川乱歩の「魔術師」を。講談として口演するに際し、乱歩の息子に許可を取ったそう。南湖らしく、ところどころに笑いを交えながら。一度は捕らわれた明智小五郎が大海原へ脱出するところでお時間に。このあとがかなり気になる。

 中入りをはさんで、三風は自身の髪型の話から「下町の散髪屋さん」へ。下町の散髪屋に町内出身の力士が訪れ、マスターに断髪式をしてくれと頼む噺。断髪式の司会が葬儀屋で、これがまた陰気でおもしろい。

 トリの三金は「まんじゅうこわい」をたっぷり。好きなもんの云い合いから怖いもんの云い合いへ。ここで怪談調になるかと思いきや、瓜破霊園で「パーコパコ」。最後にまんじゅうを食べる場面がなんともおいしそうで、ここらは肥満体ならではの説得力。

 最後に全員揃ってエンディング‥‥のはずが、なぜか遊方だけが不在。次回の『できちゃったらくご!』のチケットのプレゼントも。


 独特の語りで引き込んだ南湖さんや、熱演の遊方さんも良かったんですが、なんと云ってもトリの三金さんが秀逸。体型を活かした、抜群の説得力でした。この勢いで、夏には「蛇含草」を演ってほしいなと思いました。

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