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全日本プロレス - 2007 世界最強タッグ決定リーグ戦

2007/12/9 @大阪府立体育会館


 ひさびさの全日は、最強タッグの決勝で府立なのに、かなり席が潰されてて 2 階席は半分も入らず、チと残念。カードは魅力的だと思うんですけどねぇ。
 某後輩 が用意してくれたビールでええ心持ちになりつつ、なんじゃかんじゃとしゃべりながらの観戦に。


平井伸和 vs 征矢学
 全日らしい地味な前座戦。平井が裏 WAR スペシャルを極めると征矢が唐突にタップ・アウト。無我からくら替えしてきた征矢には、体躯を活かしたダイナミックなプロレスをめざしてほしい。

太陽ケア&ハワイアン・ライオン vs T28&真田聖也
 ヘビー vs ジュニア の構図で、太陽組が「そこまでして勝ちたいんかい!?」と云う大人気ないファイト。プロレスは結果もさることながら、そこにいたる過程で観客が魅了されるんやから、もうちょっと T28 組を受け止めてもええんとちゃう?
 ちなみに「T28」は「テツヤ」と読ませるそうです。

【2007 世界最強タッグ決定リーグ戦 優勝戦進出決定戦】
佐々木健介&川田利明 vs 小島聡&諏訪魔

 後に入場してきた佐々木組に VOODOO-MURDERS が乱入し、騒然としたまま公式戦がスタート。まったくもって全日らしくない展開。それでも反撃に転じる佐々木組。やはり健介&川田のタッグは圧巻。健介のストラングルホールドγと川田のストレッチプラムの絵になる競演にはシビレた!
 が、またも VM の乱入。大ブーイングのなか、小島がラリアットから 3 カウントを奪取。負けた川田がめずらしくマイクで「これが全日本か!」と怒りの叫び。伝統の公式戦が台無し。

 ここで休憩。(早っ!)

渕正信&荒谷つぼ八&大鷲透 vs ミゲル・ハヤシ Jr.&ペペ・みちのく&エル・ノサワ・メンドーサ
 「ビバ・メヒコ!」を連発する MEXICO AMIGOS は全員日本人!?
 なぜか『つぼ八』がスポンサーに付いてる荒谷がプチ・ブレイク。ロープを何往復もさせられて疲れさせられるのは往年のラッシャー木村みたい。長老の渕も相手の 3 人を代わるがわるのボディースラム連発で逆に疲労困憊。ここらの展開は新生ファミリー軍団って感じ。渕への(同一人物による)ヤジも、応援してんのかクサしてんのかわからん感じで、かなりおもろい。リングと客席の一体感がたのしい。
 最後に荒谷がムーンサルトプレスでフォール勝ち。意外な大技で大団円。

西村修 vs “brother”YASSHI
 試合開始前からマイクで煽る YASSHI だが、反響してなにを云ってるのかまったく伝わらず。そんな YASSHI を尻目に、西村は座禅で瞑想。ここらの切り返しがスゴい。西村の無我イズムに YASSHI タジタジ‥‥の展開。
 YASSHI が形勢逆転の脚 4 の字固めを極めるも、裏返って逆に YASSHI がタップ・アウト。やっぱり裏返ると極めた方が痛いんや!

アブドーラ・ザ・ブッチャー&鈴木みのる&MAZADA vs TARU&ゾディアック&近藤修司
 急造タッグのブッチャー組と、完全ヒールの VM の 6 人タッグ。
 ブッチャーはとても同じ人間とは思えない体型でノッシノッシと、やっと動けてるって感じ。それでも額から血を流し、ブル・ロープやフォークを手にした様はまことに絵になる。鈴木はさすがにキレのある動きと、あいかわらず良く通る声。
 一方、VM のゾディアックは完全な怪奇派のキャラながら、ブッチャーらの場外乱闘に全部持って行かれた感じで、リング上にいるのになんともいたたまれない。それでもキャラを通すのはプロやね。
 ブッチャーは一度もリングインせず、最後はブッチャー組が負けるも、それでもなんだかええもん観たなぁと云う感じ。試合後、鈴木がブッチャーといっしょに空手の型を演ったりと云うセレモニーがあり、鈴木もレジェンド・レスラーのブッチャーをリスペクトしてるんやなぁと、なんともほほえましい光景。

【2007 世界最強タッグ決定リーグ戦 優勝決定戦】
武藤敬司&ジョー・ドーリング vs 小島聡&諏訪魔

 メインを裁くのはやっぱり和田京平レフリー。ひさびさの「キョーヘー!」コール。試合開始前から動きがシャープで、セコンドに付こうとする VM 勢を追い払う。さすが!
 膝が悪い武藤は技も限られ、低空ドロップキックとシャイニングウィザードを多用。そんななか、フラッシングエルボーやスペースローリングエルボーなど、往年の技に歓喜。なぜか STF まで飛び出すサービスぶり。
 途中で VM が乱入するも、今回はセコンド陣が阻止。劣勢のジョーがなんとか盛り返し、そのジョーが諏訪魔を肩車で担ぎ上げ、コーナーポスト最上段から武藤がダイビング式シャイニングウィザード! ツープラトンにはぶったまげたが、これを返した諏訪魔もスゴい。武藤が諏訪魔をシュミット式バックブリーカーで横たわらせると、スルスルッとコーナーポスト最上段へ。そこからまさかまさかのムーンサルトプレス炸裂! 説得力十分の 3 カウント奪取で世界最強タッグ決定リーグ戦優勝!
 試合後はあっさり引き上げる武藤に対し、ジョーは喜びを爆発させる。ここらはふたりで検討を分かち合ってほしかったところですが、試合内容には大満足。


 カードを見た段階では、なんとなくインディー団体の決起集会みたいやなぁと思ってたんですが、「終わり良ければすべて良し」と云うか、終盤 3 試合の充実ぶりには大満足です。とくに、ここ一番で出し惜しみしない武藤はやっぱり天才だなぁ‥‥と、あらためて思いました。西村のセンスにも脱帽。
 結局、観客をヒートさせた VM の功績も認めないわけにはいきませんが、それでももうちょっとやり方があるように思います。シリーズを通しての流れを追ってない者が云うのもなんですが、いまどき極悪ヒール軍団ってどうなんでしょうね。そこんとこの評価を、生粋の全日ファンの方に訊いてみたいです。

全日本プロレス

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