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雷 ON ハート

2007/12/22 @上方亭 (ワッハ上方 小演芸場)

  • 桂ぽんぽ娘 「平林」
  • 雷門獅篭 「仕立おろし」
  • 雷門幸福 「紙入れ」
    ―― 中入り ――
  • 雷門幸福 「寿限無」
  • 雷門獅篭 「火焔太鼓」

※ 第 9 回


 以前から気になってた雷門のおふたり、獅篭さんと幸福さんの会へ初潜入。遠方からの追っかけファンもいて、入りは公式発表で 26 人。


 プログラムになかったぽんぽ娘が飛び入り前座。大須演芸場の思い出話をマクラに「平林」を。舌っ足らずなしゃべりも気にはなるが、それよりも標準語にときどき大阪弁が混じるのに違和感あり。どっちかに統一した方が良いだろう。

 獅篭の 1 席目は、松任谷由実の“恋人がサンタクロース”が現代のクリスマス観を変えたとボヤきまくりのマクラ。さらに忘年会の余興で酔っ払いの相手をするつらさをボヤいてから「仕立おろし」へ。
 前半は「親子酒」の息子とうどん屋とのやり取りと似てて、こちらは亭主と支那そば屋。亭主が家へ帰ってからは女房と「替り目」でのやり取り。最後は亭主にバカにされた女房が着物を仕立て始める。
 現代のクスグリがポンポン入るも、ネタ的にギリギリ OK ラインか。

 幸福の 1 席目は、会が『M-1 グランプリ』と日程が重ならなくて良かったと胸をなで下ろし、いろいろとマクラをつなぐ。艶笑小咄を 2 つ演ってから「紙入れ」を。間男を引っ張り込んだ女房が妙に艶っぽい。軽やかなテンポであっさり聴かせる。

 中入りをはさんで幸福の 2 席目は、中日ドラゴンズ考をマクラに「寿限無」を。
 寿限無‥‥長助が野球選手になったら‥‥と、懐から野球帽を取り出して被り、「プレイボール!」のかけ声とともに“燃えよドラゴンズ!”が流れ、クルクルッと着物を脱ぐと下には落合監督のユニフォーム。歌詞に出てくる選手名のところに寿限無‥‥長助をはさむと云う趣向。超営業用ネタにバカ負け。

 獅篭の 2 席目は開口一番「ただいまは、本当はジャイアンツ・ファンの落語を聴いていただきました」。
 トリの「火焔太鼓」でも現代のクスグリがあちこちに。そのなかにあった、大須演芸場にあるボロボロの締太鼓を古今亭志ん朝が悲しい顔で叩いていたと云うエピソードは興味深い。


 獅篭さんは以前に観たことありましたが、幸福さんははじめて。おふたりとも口跡良く、それぞれ味があってなかなか好感触でした。
 ただ、古典落語のクスグリに現代のネタを入れるのはどうなんでしょう。ネタによっては大丈夫なものもあるでしょうが、のべつまくなしってのがちょっと気になりました。笑えればなんでも OK って考え方もあるでしょうが、ここらのバランスは客層にもよるでしょうね。
 なんにせよ、私自身はたのしめましたから、次回も期待です。

雷門獅篭公式 HP
雷門幸福の伝統と私
ビビンパの会(落語会手伝いサークル)、高麗楼(朝鮮半島古典)共同ブログ

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