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繁昌亭昼席

2007/12/8 @天満天神繁昌亭

  • 森乃石松 「動物園」
  • 笑福亭たま 「時うどん」
  • 笑福亭生喬 「野ざらし」 《舞踊》 「奴さん」
  • シンデレラエキスプレス 《漫才》 
  • 笑福亭仁扇 「看護婦中川さん」 (作:笑福亭仁扇)
  • 桂小春団治 「猫の災難」
    ―― 中入り ――
  • 月亭遊方 「絶叫ドライブ ~彼女を乗せて~」 (作:月亭遊方)
  • 笑福亭瓶太 「大安売」
  • 菊地まどか 「嫁ぐ日」 (作:宮本麗子/曲師:虹友美)
  • 桂文太 「八五郎出世」

※ 第 63 週


 ちょっと早めに行ったつもりが、繁昌亭前が大混雑しててかなりあせりました。近づいてみると、小学生がたくさん。朝席で学校寄席みたいなんがあったようです。小染さんや文華さんがサインに追われてました。
 昼席も立ち見の出る大入り満員。いつまで続くんでしょうか?


 石松の「動物園」は、全体にザックリした感じながら、子ども連れの母親が妙に艶っぽいのがなんともおかしい。

 たまは“We Wish You A Merry Christmas”の出囃子で登場。時刻の数え方を強調しまくってから「時うどん」。やたらうどん量の多い福笑一門だが、前半の見せ方(うどんの食べ方)はバランスがやや悪いか。
 後半、喜六がひとりで「引っ張りな!」とやる場面の動作がたのしい。代金を多く渡してしまうところもしっかり強調。

 生喬は釣りの小咄から「野ざらし」を。骨釣りに出かける男が威勢良く、「スチャラカチャン」の調子の良さもたのしい。隣の男に針を引っかけて「今晩、あんたとこに嫁に行こ」でわーわーオチ。
 「持ち時間が余ったんで、寄席の踊りを」と「奴さん」。ねじりハチマキがツルッとすべって結べないと云う自虐的ギャグまでサービス。

 シンデレラエキスプレスの漫才はひさしぶり。前半はどうなるかと思ったが、『はじめてのおつかい』を材にした後半はなかなか。松井のボケともツッコミとも云えないアドリブがおもろい。

 “幻の噺家”仁扇は自虐的なマクラから、自身が入院したときのことを落語化した「看護婦中川さん」へ。ヤンキー上がりの看護婦さんにえらい目に遭わされる。きっちり落語になってるんで、フィクションの方が多いのかも。

 中トリの小春團治は、ごく軽いマクラから古典の「猫の災難」。酔態描写に終始する噺だけに、時間枠が長いような気も。

 中入りをはさんで、マクラからテンション高い遊方は「絶叫ドライブ ~彼女を乗せて~」を。時間を意識してか、やや走り気味だったが、それがまた運転の不安定感にも。固有名詞が抜かれてたのは 『ライブ繁昌亭』 のため?

 瓶太は鶴瓶一門の話から松鶴の話と、師弟関係の話から相撲へとマクラをつないで「大安売」へ。この位置でこのネタは軽いからか、マクラたっぷり。それでも物まね入りのトークでしっかり笑わせる。ネタの方もきっちり。

 菊池まどかは自己紹介から新作浪曲「嫁ぐ日」を。聴いてみたい演目だったんでラッキー。娘の結婚に反対する父親の話。唸りは力強く、登場人物の語り分けも明瞭でわかりやすい。
 浪曲は初めてだったが好感触。おっちゃんファンが多いのもうなずける。マイクのエコー(地声とスピーカーからの音声とのディレイ?)が気になったんで、ぜひマイクなしの会場で聴いてみたい。

 トリの文太登場に「待ってました、名人!」の声。友達のインド人の話をマクラに、笑わせつつ上手く話をつないで「八五郎出世」へ。殿様に嫁いで世継ぎを産んだ妹を訪ねて登城する八五郎の噺。あけっぴろげでまっすぐな八五郎がたのしい。「孫に会いたい」と云う母親の思いを殿様に伝えたり、八五郎が妹への思いを吐露したり、ちょっと人情掛かった噺ながら、湿っぽくならないところが文太らしい。
 最後に文太から扇子のプレゼント。「遠いところから来られた方へ」と云ってるのに「堺!」との声が上がるのは大阪ならではか。文太の客いじりは手慣れたもの。


 トリの文太さんは納得の高座で大満足。やっぱり上手いですねぇ。遊方さんやたまさんもおもしろかったですし、菊池まどかさんの浪曲も収穫でした。

天満天神繁昌亭

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