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雀のおやどで白鳥さん。 三遊亭白鳥独演会

2008/1/15 @雀のおやど

  • 雀三郎・白鳥 《対談》
  • 三遊亭白鳥 「真夜中の襲名」 (作:林家彦いち)
  • 桂雀三郎 「哀愁列車」 (作:小佐田定雄)
    ―― 中入り ――
  • 三遊亭白鳥 「メルヘンもう半分」 (改:三遊亭白鳥)


 前日の SWA 公演から白鳥さんだけが居残っての独演会。観客は 40 人ちょいくらいで、なかなかええ感じの入りです。


 まずは白鳥と雀三郎の対談から。白鳥が用意したフリップ(スケッチ・ブックに手書き)に沿ってのテーマ・トーク。
 《出会い》は白鳥の師匠の三遊亭圓丈が主催していた『応用落語』の会で。東京公演もおこなってた『雀三郎じゃくさん製アルカリ落語の会』の話題から、《新作》についていろいろ。
 《落語ブーム》については、ふたりともそれほど感じてないよう。白鳥的には『大銀座落語祭』は初心者とマニアが集まって演りにくいそう。
 落語ブームで《弟子》も増えてるが、雀三郎はこれ以上はムリだとか。白鳥にも弟子志願者があらわれたが、メールで打診してきたため断ったところ、「誰か紹介して」と頼まれたそう。

 白鳥の 1 席目は、用意した出囃子が流れなくてあせったため、扇子と手拭いを忘れて登場。雀のおやどで演るときは《黒白鳥》として他所であまり演れないネタを掛けると宣言。立川談春の《黒談春》に対抗!?!?
 同期の柳家花緑と柳家小さん宅へ行ったときの話をマクラに始まった「真夜中の襲名」は、上野動物園でパンダウサギのピョンキチがパンダの大名跡カンカンを襲名しようとする噺。動物界に落語界をトレースしたストーリーで、たしかにこれは東京ではなかなか演れないかも。

 雀三郎は開口一番「白鳥さんの次はハゲタカです」。白鳥の高座を評して「落語でっか?あれ」。
 旅のいろいろから「哀愁列車」へ。失恋の痛手を癒やすため列車で雪国を旅する男の物語。旅先での出会いを期待するも、そうは問屋が卸さない。親子連れがしりとり歌合戦を始める場面が真骨頂で、本職のノドを聞かせる熱唱。

 中入りを挟んで白鳥の 2 席目。「江戸前の古典落語を」「登場人物を変えるだけで怪談噺もほのぼのとしたメルヘンチックな噺に変わる」と始まった「メルヘンもう半分」は、「ムーミン塚の由来」と冠した「もう半分」の白鳥版。ムーミンが出てくるにもかかわらず江戸時代の設定にこだわるあたりがこまかいクスグリに。ミイが恐い。


 白鳥さん、おもしろいですねぇ。とにかく恐いキャラが出てきて噺を転がすのが白鳥さんならではって感じな気がしてきました。雀三郎さんとの意外な接点も興味深かったです。
 雀のおやどでの《黒白鳥》、定期的に開催してほしいもんです。

三遊亭白鳥公式ホームページ

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