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初春文楽公演

2008/1/20 @国立文楽劇場

【第 1 部】

  • 国性爺合戦こくせんやかっせん
    • 平戸浜伝いより唐土船の段
    • 千里が竹虎狩りの段
    • 楼門の段
    • 甘輝館の段
    • 紅流しより獅子が城の段

【第 2 部】

  • 七福神宝の入り舩しちふくじんたからのいりふね
  • 祇園祭礼信仰記ぎおんさいれいしんこうき
    • 金閣寺の段
    • 爪先鼠の段
  • 傾城恋飛脚けいせいこいびきゃく
    • 新口村の段

※ 第 109 回


 おめでたい文楽初春公演は、正月用の飾りと睨み鯛がお出迎え‥‥は、第 1 部と第 2 部の入れ替え時に見ました。
 と云うのも、いつも直前に予約して当日に引き替えるんですが、今回はめずらしく事前に前売り券を買っておきました。第 1 部は 11 時開演で、目覚めたのが 10 時ジャスト。7 分で着替えて自宅を飛び出し、走りに走って開演 5 分過ぎになんとか着席。座った瞬間に舞台の幕が引き落とされました。


 第 1 部は『国性爺合戦』をたっぷり。唐土のセットや衣装が新鮮。
 唐土人の父と日本人の母との間に生まれた和藤内が、浜辺に唐船で漂着した栴檀皇女と出会う。和藤内の妻の小むつの悋気がかわいい。小むつを説得し、栴檀皇女を預け、和藤内は父母とともに唐土へ。
 唐土の竹林で、襲ってくる虎を和藤内が伊勢大神宮の御札を使って鎮める場面がたのしい。この虎が着ぐるみで、さながら落語「動物園」の様相。
 その後、生き別れた娘との再会し、娘の夫に援軍を頼むも立場上難しく、親孝行にと娘が自害。これに心打たれた夫が協力する旨を約束すると、母も自害。これがわからん。美談と云えなくもないが‥‥。


 第 2 部は『七福神宝の入り舩』からおめでたく。宝船に乗った七福神が順に隠し芸を披露する。大黒天の袋から飛び出した鼠がくわえていた掛け軸に「超大吉」。

 『祇園祭礼信仰記』は、小田信長(織田信長)の家臣・此下東吉(木下藤吉郎)の活躍。とにかく金閣寺のセットが圧巻。最上階に幽閉された人質を救出しにゆく東吉に合わせて、カメラが上方向へパンするがごとくセットが移動。また下へ下りてくる場面もあり、かなり大がかりな舞台転換に圧倒される。

 『傾城恋飛脚』は奈良の新口が舞台。田舎屋が舞台でやや地味な印象ながら、主題となる父と息子の親子愛をしんみりと。発端は端折って、息子の嫁が孝行するおいしいところを。


 第 1 部は長編をたっぷり、第 2 部はおいしいとこ取りって感じの番組でした。初心者でもたのしみやすいと感じました。
 七福神はお正月らしいですし、奈良が舞台の話はやっぱり興味がわきますね。『国性爺合戦』と『祇園祭礼信仰記』は、セットがスゴかったです。「金閣寺の段」でちょっとウトウトしてしまいましたが。

国立文楽劇場

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