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育っちゃったまつり!

2008/3/29 @天満天神繁昌亭

  • 桂あやめ 「朝起きたら‥‥」 (作:桂あやめ)
  • 旭堂南湖 『寛政力士伝』より「雷電の初相撲」
  • 桂三金 「隣の桜」
  • 笑福亭たま 「ぶりぶり」 (作:笑福亭たま)
  • 月亭遊方 「コンビニストアの人々」 (作:月亭遊方)
  • 桂三風 「愛宕山」
    ―― 中入り ――
  • 《コント》 「算段の平兵衛」
  • 《総踊り》 「堀江の盆踊り」


 ワッハホールから繁昌亭へ移動すると、開場までまだかなり時間があると云うのに、すでに入場を待つ列が。さっそく列ぶとそれがどんどんのびて大阪天満宮のなかまで。もちろん大入り満員で、入場をお断りしたくらいだとか。まさに超満員札止め。早めに列んで正解でした。


 トップはあやめ。マクラで、この日に放送終了したドラマ『ちりとてちん』や、そのなかで出てきた「愛宕山」や「算段の平兵衛」のことを話すと、客席からかなりの好リアクション。あとで「愛宕山」を演る三風にプレッシャーをかける。
 「朝起きたら‥‥」は、酔っぱらって記憶が飛び、朝起きたら見知らぬ部屋で寝ていた女が、前日のことを必死で回想する噺。シチュエーションと云い、小ネタのハマり具合と云い、実録落語の趣。

 南湖はスッと「雷電の初相撲」へ。30 分くらいできるネタを 15 分くらいで演るため、田舎から出てきた男が雷電として初土俵を踏むところを山場に、ダイジェスト版をやや早口で。何度聴いてもおもしろい。

 相撲取りの話のあとに相撲取り体型の三金が相撲取りに間違えられた話をマクラに、季節ネタで「隣の桜」を。相撲取り体型なのに丁稚がなんともかわいい。

 たまは小咄やラジオの話をマクラに、自作の「ぶりぶり」を。産婦人科で妊婦に間違えられた男が復讐する噺。スカ屁連発からえげつないラストへ。

 遊方は三風へのプレッシャーをダメ押ししてから「コンビニストアの人々」へ。コンビニの新人アルバイトを店長が指導する噺。客を鋭く観察・分析する店長のセリフがなんともおかしい。

 三風はマクラで「愛宕山」の時代背景を解説するも、やはりややカタい。それでもネタに入ると落ち着いた雰囲気に。よく聴くたまや米朝一門のとはまた違った構成で興味深い。土器投げに工夫があり、幇間の一八が竹を引き寄せる所作が抜群。

 中入りを挟んでコント「算段の平兵衛」のメイン・キャストは、遊方が平兵衛、あやめが平兵衛の女房、三金が庄屋。ノリノリのあやめのアドリブに遊方がドギマギ。基本は火サスな展開だが、頓死した庄屋を平兵衛が背負うだけで笑いになるが、さらに客席を一周。隣村の盆踊りの場面では、他のできちゃったメンバーとともに桂さろめも。とにかくワチャワチャしてておもろい。
 最後は全員で「堀江の盆踊り」を、チラシに「全員で総踊り」と記載したんで、一応。


 中入り前の本芸の方はやや詰め込み過ぎな感じでしたが、とにかく中入り後のコントが最高におもしろかったです。小ネタがいちいちおもしろくて、演ってる方もたのしんでるのが伝わってきてました。遊方さん、どんだけアドリブに弱いねん!ってとこもおかしかったです。
 最後に遊びにこられていた神田山陽さんが顔見せされました。

 次回は 4 月は 25 日(金)にレギュラーの『できちゃったらくご!』がレイトショーで。イヴェント企画は 8 月 27 日(水)、28 日(木)の 2 夜連続で『できちゃったまつりザンショ!』が開催予定。いまからたのしみです。

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