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喜寿記念桂春團治落語会 東西華の宴

2008/3/30 @ワッハホール

  • 《三代目桂春團治の歩み》
  • 桂春菜 「七度狐」
  • 笑福亭三喬 「月に群雲」 (作:小佐田定雄)
  • 桂歌丸 「紙入れ」
    ―― 中入り ――
  • 桂福團治 「長屋の花見」
  • 桂春團治 「代書屋」

※ 三日目・夜の部


 文の里から難波へ急いで移動。こんなときはギリギリに到着しても OK な指定席はありがたいですね。
 この日も満員。補助席も。


 春菜は軽いおしゃべりで客席をほぐしてから「七度狐」へ。時間の都合でべちょたれ雑炊のくだりはカット。口跡良く進むも、妙な入れ事が気になる。狐の尾かと思ったら‥‥のサゲ。

 三喬はマクラでゲストの歌丸を持ち上げる謎掛け。これが上手い。プチ「我が家のアルバム」から、盗人ネタで「月に群雲」。盗品流しの道具屋でのやり取りの噺。喜六・清八風の盗人コンビのやり取りもさることながら、合い言葉と云う様式美に陶酔する道具屋もたのしい。

 三喬の謎掛けを受けて歌丸も。これはどうも‥‥。『笑点』ネタから川柳の話へとマクラをつなぎ、間男を詠んだ川柳をいろいろと紹介してから「紙入れ」へ。女房のしたたかさが光る。

 中入りを挟んでの福團治は、この日は普通に始まるかと思いきや、すぐさまいつもの自虐的マクラに。「長屋の花見」は「貧乏花見」と同趣向ながら、家主が酒肴(風)を用意し、家賃を盾にムリヤリ花見に付き合わせられる長家の連中のボヤキがたのしい。おそらく江戸落語の型。

 トリの春團治は慇懃な挨拶から「代書屋」を。じっくりたっぷり笑いも多し。ボケとツッコミの対比がいつになく明瞭で、なんとも良い出来の高座。


 春團治師匠は記念の会を飾るにふさわしい高座でした。まだまだお元気ですから、体調を気遣っていただき、できるだけ落語で高座を勤めていただきたいと、ますます思いました。
 助演では三喬さんが光ってましたね。さすが盗人ネタの権威です。福團治さんの「長家の花見」は上方ではめずらしい型で、よく観られる「貧乏花見」との対比もたのしめました。

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