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鬼束ちひろ - NINE DIRTS AND SNOW WHITE FLICKERS

2008/4/26 @オーチャードホール


 鬼束ちひろに会いに、赤坂から渋谷へ。あいかわらず人が多過ぎな渋谷駅前から、携帯片手にオーチャードホールへ到着。おそらく普段はクラシック・コンサートやオペラなんかが催されてる会場だと思います。スゴい上品な、ハイソな感じのホールです。
 今回は鬼束ちひろオフィシャル・サイトの先行予約で取れました。ただ、席がわからなかったんで他の先行予約も 3~4 回挑戦したんですが、ことごとく惨敗。一般発売ではもちろん取れず、奇跡の参戦となりました。キャパ 2,000 のホールで 1 回こっきりのコンサートでしたから、取れなかった人も多かったと思います。


 定刻より少し遅れて、ピアノの独奏でショウがスタート。ステージ後方の紗幕に鬼束のシルエットが浮かび、その紗幕が上がっていよいよ登場。白のロング・ドレスに身を包んだ鬼塚はおもむろにマイクをつかみ、ア・カペラで新曲を披露。鬼気迫る雰囲気。
 つづく“Cage”で、すでにすすり泣く音が会場のあちこちから。実際、新作で気になった歌唱能力については、ライヴでは力強い歌いっぷりでまったく問題なし。数曲の既発曲ののち、新曲“everyhome”もスタジオ録音よりも数段良い感じ。このあとカバー 2 曲をアクセントに。とくに“なごり雪”は鬼塚の雰囲気にぴったりで、グッとくる。
 とくに MC を挟むこともなく、客席へ歌を届ける。独特の前傾姿勢で力強く歌い、1 曲歌い終わるごとに深々と礼をする姿は、とにかくストイック。
 後半は新曲と、休養前のシングル中心に選曲。そのなかに“Sign”が入っていたことに感動。そして“私をワルツを”を歌い終わり、礼をして退場。

 アンコールでは黒の T シャツに黒のスパッツに着替えて登場。代表曲“月光”ののち、初めて発した言葉は「最後の曲です。新曲です。“蛍”」。
 すべてを歌い終え、演奏陣もステージ前へ並び、鬼塚がひと言「礼!」。そのまま舞台袖へ去りながら、客席に向けて V サイン。鬼塚本人も復活の手応えを感じたか。


 とにかく鬼束ちひろの歌声の力強さに打たれました。アルバムではちょっと心配なところもありましたが、ライヴではブランクを感じさせませんでした。音響はもちろん良かったです。
 以前のように全国ツアーとかへの展開はまだ先になるかもしれませんが、今回のようなプレミアム感を演出する単発コンサートはこれっきりにしてほしいと云うのが正直なところです。観たい人・聴きたい人が参加できない不健全な状況はどうかと思います。もちろんソフト化等での救済措置もあるとは思いますが。

 とにかく感動が大きかったです。


  1. Aria Da Capo (『ゴールドベルグ変奏曲』より)
  2. SUNNY ROSE
  3. Cage
  4. 流星群
  5. infection
  6. 眩暈
  7. everyhome
  8. なごり雪
  9. You've Got A Friend
  10. Angelina
  11. MAGICAL WORLD
  12. 僕等 バラ色の日々
  13. いい日旅立ち・西へ
  14. Sign
  15. 私とワルツを

  16. 月光

鬼束ちひろ official homepage

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