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“旬”作落語会

2008/4/9 @天満天神繁昌亭

  • ナオユキ 「地球のすみずみに憲法の花を」 (作:小林康二&ナオユキ)
  • 笑福亭松枝 「ザ・ご用心」 (作:阪野登)
  • 笑福亭福笑 「今、教育現場が危ない」 (作:玉井史朗)
    ―― 中入り ――
  • 姉様キングス 《音曲漫才》
  • 笑福亭鶴笑 「パペット落語 イモムシくん物語」 (作:笑福亭鶴笑)
  • あやめ・鶴笑・染雀 《二人羽織》

※ 4 月公演・初日


 国境なき芸能団が 4・5・6 月に 2 日間ずつ開催する、ブラジル遠征資金調達のための会。笑工房による啓蒙作品と、あやめ・鶴笑・染雀によるおたのしみ演芸バラエティで構成されてます。
 会の直前に「チケットが売れてない」と云う情報もあったんですが、満員でした。


 トップのナオユキは初見。パンチの効いたルックスと気だるい語り口が特徴的。世間の日常にボソッとツッコむ芸風で、独自の笑いの世界の徐々に引き込まれる。憲法第 9 条を変えてはいけないと云うメッセージを軸に、自身の小ネタを随所に織り交ぜて。

 松枝は悪質訪問販売の手口を落語化したネタ。データのすり替えをはじめとした具体的な手口が詳細で、主客転倒する後半もおもしろい。

 福笑は軽いマクラから、荒れた中学校を舞台にした噺。反抗的な生徒が突然まともなことを云い出したり、「この親にしてこの子あり」な後半もおもしろい。

 中入り後は姉様キングスから。この日は都々逸、ぎっちょんちょん、阿呆陀羅経。桜にちなんだ都々逸で自虐ネタ爆発。のどかな曲調のぎっちょんちょんでなごみ、阿呆陀羅経はトリ尽くし。

 つづく鶴笑は名ビラや座布団がなくてあたふた。パペット落語は 20 cm くらいのイモムシを使った新作。こぢんまりしてるが、イモムシの動きがかわいくてたのしい。簡単な状況説明のあとはセリフがなくてもできそうで、海外公演向け。

 最後は二人羽織。幇間の鶴八(鶴笑)があやめの気を引くために染雀の手を借りて三味線を弾く‥‥と云う趣向。以前にも観たが、少しまとまった感じ。鶴笑の眉に塗ったインクが流れてきてえらい顔に。


 前半はやや説教クサい雰囲気もありましたが、めずらしいネタを観られたってことで納得。とくに初見のナオユキさんが好印象で、本ネタも観てみたいと思いました。
 中入り後の演芸バラエティが本命のお目当てで、こちらはいつものにぎやかさで発散して大満足。やっぱりあやめ・鶴笑・染雀のトリオって芸達者でおもしろいです。

 次回は 5 月 21 日(水)、22 日(木)です。

NPO 法人 国境なき芸能団

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