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育っちゃったらくご!

2008/5/16 @天満天神繁昌亭

  • 桂三風 「えっ3」 (作:桂三風)
  • 桂三金 「野崎詣り」
  • 桂あやめ 「串かつワン!」 (作:桂あやめ)
  • 月亭遊方 「はてなの茶碗」
    ―― 中入り ――
  • 旭堂南湖 「はてなの原発」 (作:旭堂南湖)
  • 笑福亭たま 「船弁慶」
  • 《エンディング》

※ 第 10 回


 『育っちゃったらくご!』も今回で 10 回目。でも記念の会とかではなく、普通の会です。ちょいちょい『まつり!』があるんで、特番は必要ないんかもしれませんね。
 落語ブームもひと息ついたか、1 階に 9 割入り。繁昌亭にしてはやや少ない入りですが、これが普通なんかも。


 トップの三風は新宿・ルミネ the よしもとに出演したときの苦労話。「大阪から来たテレビで見たことないおっさんがひとりで落語」と云う三風は、完全にアウェーでまったくウケず。師匠の桂三枝に相談すると、その場でギャグを伝授され、それがウケたことにビックリ。後日談がまたおもしろい。三枝、おそるべし。
 「えっ3」は「二人癖」の現代版。聞き返しの「えっ?」をしつこいほどに繰り返し。イライラ感が伝わる。

 つづく三金はめずらしく見台を使わず、座ったり立ったりが大変そう。「野崎詣り」は基本に忠実、きっちり丁寧に。喜六がチビってところにデブネタを入れても良いかも。

 あやめはなんと四十肩(?)で左腕がほとんど利かず。見台へ手を乗せるのも大儀そう。6 月の独演会に不安を残す。
 自作の「串かつワン!」は、新世界の《架空の》串かつ屋を舞台にした噺。串かつ屋の由来がより詳細に。やはり肩が痛むのか、いつもと比べてややキレに欠ける。

 中トリの遊方はマクラで「はてなの茶碗」にちなんで音羽の滝の取材リポート。ヒモが 3 本と云うよりも云うよりも、カップ焼きそばの湯切り口のようで、柄杓で受けても水圧はあまり感じないとか。
 ネタの方は以前よりも整理され、独特の口跡と効果的なクスグリでおもしろさアップ。地語りの部分の照れがなくなれば全体のカラーが統一されてもっと良くなりそう。

 中入りを挟んで南湖。マクラにほのぼのとした話をいろいろ。ドラマ『ちりとてちん』ネタを上手く導入に、「はてなの茶碗」のパロディで「はてなの原発」。
 ストーリーは元ネタにのっとりつつ、後半は「はてなの茶碗」とも以前の「はてなの原発」とも違って、かなり変化。首相から天皇皇后両陛下まで登場。

 トリのたまは夏を先取りして「船弁慶」。雷のお松登場時のひとり語りにあらたな工夫。終盤、夕涼みに出てきたお松が船遊びで浮かれる喜六を発見してからラストまで、独自演出がたのしいところだが、時間の都合かやや駆け足気味に。

 最後に全員揃ってエンディング。今後の会の予告や、次回の『できちゃったらくご!』の招待券抽選会も。招待券はなんと高松市の方に。


 あやめさんの肩の具合は気になりましたが、いつもながらバラエティに富んだ充実の会でした。とくに南湖さんは、タイトルの出オチなネタをあそこまでふくらますとは!って感じで、どんどんアブナい方向に突き進んでました。大丈夫なんでしょうか?
 レイトショー&新作ネタおろしの『できちゃった』はともかく、『育っちゃった』はもっと入っても良いと思うんですけどねぇ。でもまぁ、観に行く方としてはこれぐらいの方がチケット争奪戦になったりしなくて安心できますが。

 次回は 7 月 29 日(火)ですが、その前に『できちゃったらくご!』が 6 月 25 日(水)にあります。

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