こごろうの会
2008/5/13 @お初天神(露天神社)参集殿
- 桂雀五郎 「黄金の大黒」
- 桂こごろう 「つぼ算」
- 桂米二 「天狗裁き」
- 桂こごろう 「質屋蔵」
※ その 15
一旦は太融寺に会場を移した格好になった『こごろうの会』ですが、お初天神との交互開催になったそうです。今回はお初天神にて。
そしてこの日は雨。《雨男》のこごろうさんに加えて、ゲストが《嵐を呼ぶ男》の米二さんと云うことで‥‥か!?!?
それでも早くからお客さんが列を作って待たれてました。そこで開場前に酔っぱらい騒動が勃発。事態の収拾にこごろうさん自身が右往左往。えらい災難。
お客さんの方はどんどん詰め掛け増席の連続。ここでもこごろうさんが右往左往。こちらはうれしい悲鳴か。80 人以上は入ってたと思います。
雀五郎の「黄金の大黒」は、長屋の連中のとぼけ具合にらしさが出ててたのしい。
ゲストの米二は米朝の現状報告から夢の話とマクラをつないで「天狗裁き」を。淡々と演ってるようで、徐々にテンションが上がっていくようで、そこらはなかなか。
こごろうの 1 席目は、この日の天気、酔っぱらい騒動、足りない椅子と、会が始まるまでの話から、最近始めたバイクの話など、マクラもたっぷり。ネタおろしの「つぼ算」は、買い物下手の喜六的男の脳天気さもさることながら、買い物天狗の徳さんの瀬戸物屋に対するベンチャラがものすごく、えらい勢いで持ち上げまくり。その後、勘定に不審を抱いた瀬戸物屋の困りをたっぷりと。
2 席目はマクラに「つぼ算」の反省から船場吉兆の話など。菅原道真の解説はあえて振らずに「質屋蔵」へ。出入りの熊五郎がちょっと凄む場面はあるものの、全体的にこごろうらしいやわらかさが前面に出た感じ。後半の熊五郎と番頭が三番蔵の前にある離れの座敷で怖がりまくる場面はとくにたのしい。
こごろうさんの 2 席はどちらもあちこちに手を入れてあって、こごろう印に仕立て直されてました。ネタおろしでまだまだすっくりいってないってなことも云われてましたが、そこはこれからでしょう。
次回は太融寺にて、7 月 13 日(日)です。
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