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笑福亭福笑独演会

2008/6/6 @大阪厚生年金会館 大ホール

【さよならや思たら、さよならやなかった厚生年金会館】

  • 笑福亭たま 「ドーベルマン刑事」 (作:笑福亭たま)
  • 笑福亭福笑 「千早振る」
  • 笑福亭鶴笑 《パペット落語》 (作:笑福亭鶴笑)
  • 笑福亭福笑 「はははぁ家族」 (作:笑福亭福笑)
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭福笑 「軒付け」

※ Vol. 23


 厚生年金会館が今年で閉館かと思いきや、まさかの運営期間延長で、サブ・タイトルがあんな風になったそうです。チラシを刷ったあとに延期が発表されたとか。
 大ホールでの福笑独演会は今年で 2 度目ですが、さすがに 1 階席はサイドや後方に空席あり。それでも価格が少し安い 2 階席にもお客さんが入ってました。


 トップのたまは自作の「ドーベルマン刑事」。犬飼警部と愛犬シナモンのもとに新任刑事が配属され、事件を解決する噺。人語を解するシナモンがたのしい。シナモンのジェスチャーで話す場面は良くウケるも、「七段目」はハメモノなしで手短に。最近はシナモンが穴を掘って証拠品を埋めるクスグリがなくて残念。

 福笑の間に出た鶴笑は、漁港で勝手にイカを食べて翌日支払いに行った話など、福笑のおもしろエピソードをマクラにパペット落語を。
 まずは「パペット落語 ゴジラ vs ウルトラマン」。登場キャラが変わっても基本的にはいつもの構成で、いつものように爆笑。
 つづけてサイレント・コメディの「スポンジ文楽 イモムシ君の恋」。かなり繰れてきて、ネタは完成。途中、ジャンプ台の支柱が折れるハプニングが発生し、マジで困ってた様子。

 福笑の 1 席目は、福笑版「千早振る」。落語マニア向けのクスグリはともかく、それ以外は古典として残せるレベルに再構成されている。後半の「せや!」の繰り返しがたのしい。
 2 席目の新作「はははぁ家族」は不眠症の男の噺。初演時は前半から後半への展開に不自然さがあったが、今回は後半が完全に変えられており、1 本のストーリーにつながった感じ。眠るためのおまじない「ネムノキさーん、ネムノキさーん」が恥ずかしそうで、そんな福笑がなんともほほえましい。
 中入りを挟んでの 3 席目「軒付け」は、意外なほど古典に忠実。なのに福笑印。スゴい勢いなのにグイグイ引き込まれる。


 改作「千早振る」で笑わされ、新作「はははぁ家族」で意地を感じ、古典「軒付け」で力量を再確認。福笑さんのたっぷり 3 席、たのしかったです。鶴笑さん、たまさんも含め、とにかく笑いの多い会でした。
 今回はステージの両端にスピーカーが設置されてたんで、1 階席でも前回よりかなり聴きやすくなってました。大箱での会はいろいろと難しい面もあるとは思いますが、福笑さんの挑戦は(おそらく)来年も続きます。

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