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徳本寺スペシャル 2008

2008/7/13 @徳本寺

【徳本寺的総天然色のココロだ!! ~落語もするかも?~】

  • 桂佐ん吉 「道具屋」
  • 桂しん吉 「鶴満寺」
  • 桂よね吉 「遊山船」
  • 桂あさ吉 「世帯念仏」
    ―― 中入り ――
  • 《錦影絵》
    • 解説 (吉坊)
    • その 1 (よね吉・吉の丞)
    • その 2 (あさ吉・佐ん吉)
    • その 3 (吉弥・しん吉)


 徳本寺へ行くのはこの日が 2 度目なんですが、『徳本寺スペシャル』は今年が初めて。いつもの吉朝ファンの面々と阪急「御影」駅前で待ち合わせ、タクシーに乗り合いで徳本寺へ。徒歩 15 分くらいなんですが、この季節にあの坂を登るのは‥‥と云うことで。
 早めに着いてのんびり開場待ち‥‥のはずが、どんどんお客さんが詰め掛け、えらい行列に。早く行って正解でした。
 本堂に 100 人ほどがギッシリ。女性客が 8 割以上で、吉朝一門ならではな客層です。聞くところによると、予約が 2 分で完売したとか。スゴいですね。
 前半は落語会で、後半の趣向はおたのしみ。


 トップの佐ん吉は軽いマクラから「道具屋」を。演り慣れててテンポ良く、繰られまくりでこまかいクスグリも追加されてる。佐ん吉オリジナルの、首の抜けるお雛様で「こんにちは」「お前はんかいな」がたのしい。ようやく笛が売れそうになったところで、あさ吉のクスグリ「全部で‥‥」も。

 増席のため長い出囃子のあとに登場したしん吉は、マクラであさ吉のエピソード。この会の打ち合わせに来ないと思ったら海外公演に行ってたことや、吉朝の形見分けで奇跡的にええことを云うた話など。
 演し物は季節外れながら「鶴満寺」。金と酒に目がない寺男がなんとも憎めない。

 つづくよね吉もマクラであさ吉のエピソード。自身の独演会で、吉の丞の「子ほめ」につづいて出たあさ吉が「子ほめ」を始め、楽屋も客席も騒然。なんとか「向う付け」を演り終え楽屋に戻ったあさ吉が「いまのはセーフやな」。
 演し物は季節ネタで「遊山船」。吉朝スタイル。喜六のワチャワチャ感がたのしい。

 中トリにあさ吉が登場すると、なにか言葉を発するたびに笑いが起こる。中入り後の趣向が錦影絵であることをいきなりバラすも、「スクリーン出てんのに。隠し事はあきません」と居直り。
 これまで自分がおかしなことを云ったと思ったのは、小米朝とオランダへ行ったときに「ハウステンボスみたいですね」と云ったことだけ、とのこと。そのあと「いろんなところで落語を演りましたが、日本がいちばん演りやすい」と、いきなり天然発言。
 演し物は「世帯念仏」。ニンに合ったネタで、気もそぞろな読経がおかしみに。

 ビールとおつまみでゆるりと長めの中入り。この間、舞台ではごそごそと趣向の準備。

 中入り後は吉坊の司会・進行・解説で錦影絵。残りの一門メンバーが 2 人 1 組になり、お題の種板 3 枚を必ず使ってのオリジナル台本を作って演ると云う、三題噺のような趣向。本堂の雨戸も閉めて会場は真っ暗に。
 まずはよね吉と吉の丞が漫才風に。かなり勢い押し。
 つづくあさ吉と佐ん吉は、なぜかオープニングが映画『ターミネーター』風で、話に入ると「あぁ、のど渇いたなぁ」と、いきなり独特のゆるぅ~い感じに。
 トリの吉弥としん吉は、腹痛の男が医者を訪ねる話。いちばんまともな台本。ふたりの声質が似てて登場人物の差がわかりにくかったのがチと残念。
 最後に全員揃って反省会。そろそろお開きと云うところであさ吉が「きょうはどうもありがとうございました。‥‥あ、俺まとめられへんかったわ」と、あさ吉節炸裂。


 なんともアットホームな雰囲気で、しかもええお客さん。笑い所でドカンドカンとウケてました。なによりあさ吉さんのフラと云うか、癒しオーラと云うか、天然の味が出まくりで、とにかくおかしかったです。来年もたのしみになりました。

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コメント

貴重なレポありがとうございます。この会には弟子たちもお客さんも思い入れがあるようで、楽しもうというのが伝わってきます。
あさ吉のフラはまた特別だったんじゃないですか。ハマルと堪らん男ですね。

投稿: 高岳堂 | 2008.07.19 18:48

>> 高岳堂 さん
毎年行かれてる方によると、やはり客層は入れ代わってきてるようですが、吉朝一門にとっては特別な会でしょうから、これからも毎年趣向を凝らしてつづけてほしいと思います。
最後に一門全員がそろったときには「あさ吉スペシャルやったな」ってなことで意見が一致してましたよ。:o)

投稿: わさび | 2008.07.22 10:38

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