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平成創作落語の会

2008/7/9 @天満天神繁昌亭

  • 笑福亭鉄瓶 「テープレコーダー」
  • 笑福亭たま 「ナオミの夢」
  • 笑福亭仁智 「恐怖の民宿 百物語」
    ―― 中入り ――
  • 月亭遊方 「戦え!サンダーマン」
  • 笑福亭福笑 「脂肪遊戯」

※ 第 73 回


 朝から曇り空で昼間もパラッと降ったみたいでしたが、開場頃にちょっと強めに降り出して「やっぱり梅雨なんやなぁ」と実感。
 天気は悪かったんですが、当日券で補助席のお客さんも多数で大入り満員。たしかに好番組だとは思いますが、それにしてもスゴいですね。
 この日は全員が自作ネタでした。


 トップは「笑福亭鶴瓶に入門したての頃にしくじりをごまかそうとしたことがバレて芸名を《隠瓶》とされそうになった」鉄瓶。「テープレコーダー」は、中学時代に母親のイビキを録音して修学旅行のバスのなかで流したところ‥‥って噺。いわゆる《私落語》だが、もう少し脚色しても良いかも。いかにもたのしそうにしゃべってる姿には好感。

 つづくたまは、海外三面記事ネタとショート落語(ベスト&時事ネタ)でご機嫌うかがい。「ナオミの夢」は、アイドルをめざす女の子の噺。場面が、新幹線のホームで上京する娘を見送る両親、オーディションでの仁義なき戦い、チン・リー監督との面会、と移り変わる。全体に整理されて流れがスムーズに。

 仁智の登場に合わせて客席照明が照明が落ちる。いろんな意味でコワい川柳いろいろをマクラに「恐怖の民宿 百物語」を。ふたりの男が琵琶湖畔のペンションを訪れる噺。前半は宿屋の婆さんとのやり取りがすさまじくおもろい。後半は舞台の照明も落とし、蝋燭(風照明)を灯して百物語。その後がまたコワおもろい。

 中入りを挟んで、遊方は子ども時代のニックネームについてのマクラを振ってから、ヒーローショーの会場で事件が起きる「戦え!サンダーマン」を。中途半端な格闘シーンと変な所作がおもしろ過ぎる。事件発生後は虚実ない交ぜで犯人のないがしろ具合がおかしい。観客参加を要請したり、たまのネタを絡めたアドリブも。

 トリの福笑はマクラで、新作を演る原動力について切々と語ってから「脂肪遊戯」を。脂肪吸引による最新の痩身術をする医者の噺。「大丈夫」を連発してムチャな手術を敢行。すさまじい展開に観客は引き気味。


 福笑さんの「脂肪遊戯」は初めて聴きましたが、いやはやかなりクセとアクの強い作品です。来年の独演会に向けて育てられてるんでしょうけど、どんな風に育つのかと云う点では興味深いです。
 仁智さんの「恐怖の民宿 百物語」も初めてでしたが、こちらは怪談噺的な演出ながら笑いたっぷりで、仁智さんらしくてたのしい作品でした。

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