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男前寄席

2008/7/14 @上方亭 (ワッハ上方 小演芸場)

  • 桂三四郎 「子ほめ」
  • 旭堂南青 「将棋大名」
  • 月亭遊方 「奇跡のラッキーカムカム」 (作:月亭遊方)
    ―― 中入り ――
  • 旭堂南青 『源平盛衰記』より「那須与一」
  • 桂三四郎 「がまの油」

※ 第 2 回


 三四郎さんと南青さんの勉強会。チラシに「男前しか出ていません」と書かれた、自信満々のナルシストの会です。「個人差はあります」と云う但し書きがありますが。
 第 1 回は今年 2 月 14 日に開催されましたが、木戸銭 1,800 円のところを、ふたりへのバレンタイン・チョコ持参の方は 1,500 円になると云う割り引き企画がありました。今回は受付で「三四郎と南青って男前ですネ」と告げると割り引きになると云う、これまたなんともナルシストな企画。実際に行ってみると、受付にいた南青さんが恥ずかしそうに「云わなくていいです」と、ちょっと拍子抜け。
 直前に約 30 名の団体予約が入って、お客さんは 60 名ほどに。もちろん狭い上方亭は満席。両サイドの床几が団体用の予約席になって、ちょっと腑に落ちず。
 お茶子は桂さろめさん。


 まずは三四郎がやらしい話その 1 で、この会の割り引きにまつわる話。前回、チョコはたくさんもらえたそう。
 繁昌亭でほめられた話から「子ほめ」へ。全部入りの全長版ながら、全体に荒さが目立つ。それでもとことん軽い調子の喜六が天ぷらに過剰反応したりするのがおもしろい。

 つづく南青がやらしい話その 2 で、差し入れにまつわる話。もしどうしても木戸銭以外になにか渡したくなった場合は《軽くて薄くてみんながよろこぶもの》を、とのこと。
 「将棋大名」は、殿様のムチャな将棋に困った家臣らが筆頭家老に相手を頼む話。要所にクスグリを配して緩急に。口跡の良さで聴きやすい。

 中トリの特別男前出演の遊方は申し訳なさそうに登場。曰く「ノド渇いて自販機でジュース買おと思たらサバ缶出てきた」みたいな男前度。この日の楽屋での三四郎と南青のやらしい話を暴露。この日だけにするにはもったいないネタ満載。
 ゲン担ぎの話や占いの話でたっぷりのマクラで笑わせてから「奇跡のラッキーカムカム」へ。ついてない男が通販で開運グッズを買う噺。冒頭の雑誌の体験談から笑い多し。後半の展開もたのしい。
 ちなみに、このネタは三四郎からのリクエストだったそう。

 中入りを挟んで、南青の 2 席目はマクラなしで「那須与一」を。源平合戦のさなか、平家方の小舟が棹の先にかかげた日の丸の扇を射落とせとの謎に、若い那須与一が抜擢される話。グイグイ引き込む。最後のオマケで緩和させるあたりも上手い。

 三四郎の 2 席目は、落語を演りにくかった会場の話をマクラに、啖呵売の客の寄せ方を紹介して「がまの油」へ。構成は上手く工夫しているが、まだ演り慣れてない(ひょっとするとネタおろし)とあってぎこちなさがチラホラ。後半の酔っぱらい具合が独特。


 いやはや、とにかく笑いの多い会でした。とくに前半はみなマクラがおもしろく、その流れでネタもノリノリでした。団体さんもマナーが良くて会の雰囲気を壊すことなくたのしまれてましたし、結果的に満員になったことが良い方に転がった感じです。

 次回は 2009 年 2 月 14 日(土)の予定です。

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