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月亭会

2008/8/30 @アークカルチャースタジオ

  • 月亭八方 《ごあいさつ》
  • 月亭八天 「まんじゅうこわい」
  • 月亭方正 「猫の皿」
  • 月亭遊方 「飯店エキサイティング」 (作:月亭遊方)
  • 月亭八方 「大丸屋騒動」

※ 第 7 回


 ひさびさの『月亭会』は 80 人くらいで満員。いつも良く入る会です。お囃子さんも入り、お茶子は八光さん。


 まずは恒例の八方による前説。やはり触れねばならない月亭可朝の話題は、前日よりやや突っ込んだ感じ。「半年ぐらいは月亭はみな自粛して、半月亭か三日月亭で行こか」と云うのが笑える。

 八天は怪談入りの長尺版「まんじゅうこわい」を、独自のクスグリも入れつつ丁寧に。終盤、「布団かぶって寝てるわ」を「まんじゅうかぶって‥‥」と云い間違い、あまりのバカバカしさに自分でツボにはまって笑ってしまう。なんとか立て直してサゲまで。

 方正(山崎邦正)は自分のフィギュアがネット・オークションで 300 円で出品されてたことをマクラに、「物の価値は様々‥‥」と「猫の皿」へ。古典の風合いだが猫を 5 千円で買おうとしたり時代設定があやふやで、イントネーションもやや気になるところが。ネタがきっちり入ってるのには好感。

 遊方は天王寺のスーパー T や某中華料理店でのおもしろエピソードをマクラに「飯店エキサイティング」を。夫婦喧嘩の絶えない中華料理店でのドタバタ。オーバー・アクションとムチャな勢いの繰り返しで凄まじいおもしろさ。

 八方はスッと「大丸屋騒動」へ。大丸屋の次男・宗三郎が祇園の芸妓・おときと恋仲になるも、祇園から直接嫁がせるわけにはいかぬと長男・宗兵衛のはからいでしばらく別々の暮らしに。宗三郎はおときと逢いたさに‥‥。
 番頭の京都の景観案内や、隣家から流れてくる「京の四季」に合わせて踊る宗三郎など、風情あふれる描写を雰囲気たっぷりに。妖刀・村正を腰に差して宗三郎が飛び出す中盤以降、徐々に満ちる狂気に緊迫感が満ちる。途中でガス抜きの場を挟みつつ、ネタおろしとは思えぬ口演。


 八方さんは『月亭会 in 繁昌亭』のためのネタおろしでしたが、上々の出来。ただ、「八方さんで笑うでぇ~」と云うお客さんが多数詰め掛けてるため、緊迫感の高まるシーンでもちょっとしたことで笑ってしまうのが残念でした。高座は演者と観客で作り上げるもんだと再認識した次第です。
 この会のお客さんは思ったことを口に出す、典型的な大阪のおばちゃんが多いですね。なもんで、演者の客イジリよりも客の演者イジリみたいな感じに。

 次回は繁昌亭にて『月亭会 in 繁昌亭』が 9 月 16 日(火)にあります。前売りは完売のようですのでご注意を。

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