第 6 回 彩雅草展 オープニングイベント落語会
2008/9/12 @ギャラリー御堂筋
- 笑福亭たま 「高津の富」
ギャラリーでの現代アート作品展のイベントでたまさんの落語会があるってことで、なんだかおもしろそうなんで行ってきました。
作品展への出品は、歌一洋(建築)、志水清純(表具)、秦典子(彫刻)、吉井秀文(絵画)、INOUE 青■(■は光偏に皇)(墨彩画)、草場あき(ガラス:サンドブラスト)、中野潤(木工)、原田文裕(写真)、善村文瑞(墨象)の 9 名。(順不同、敬称略) なかなかおもしろい作品が展示されてます。十二支お猪口が洒落てました。
で、落語会の方ですが、お客さんは 15 名ほど。ほとんど関係者だったみたいです。
ややカタい感じのたまは、マクラ代わりに小咄やショート落語いろいろたっぷり。軽い笑いで様子をうかがいつつ、落語における笑いのメカニズムを解説したりも。ここらの分析は興味深いが、初心者には取っつきにくかったかも。
会場アンケートで「落語を聴いたことがある人」がほとんどだったため、予定していた「時うどん」をやめて「高津の富」を。噺に入るといつものテンポに。実は貧乏な泊まり客がうっかり富くじを買ってしまったところで当時の貨幣価値の解説を入れたが、これで落語世界が分断されたと云うか、流れが悪くなった印象。二番が当たると大騒ぎする男の繰り返しギャグとボヤ騒ぎはなかなかの反応。ここを山場に設定してるため、終盤の一番が当たった泊まり客のくだりが少し物足りない感じも。
マクラたっぷりで約 1 時間でした。普段と違う客層で、会場も独特の雰囲気だったせいか、たまさんはチと演りにくそうではありましたね。「時うどん」の方が良かったかも。それでも熱演でした。
アートな空間で落語を演ってることそれ自体、この時間・空間がまたアートなんでしょうね。
あすは月亭遊方さんがゲスト。作品展は 9 月 17 日(水)までです。
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