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柳亭市馬独演会

2008/9/28 @TORII HALL

  • 柳亭市丸 「転失気」
  • 柳亭市馬 「目黒のさんま」
  • 桂雀三郎 「天王寺詣り」
    ―― 中入り ――
  • 柳亭市馬 「ねずみ穴」
  • 柳亭市馬 《歌謡劇場》
    1. 会いてえなぁ ふる里に
    2. 元禄名槍譜俵星玄蕃


 TORII HALL で年に一度の市馬さんの独演会は 100 人越えの大入り。整理券をもらうための列も早くからできてました。遠征して来られた方もチラホラ。


 開口一番は市馬の弟子の市丸。「転失気」を習ったとおり、覚えたとおり。

 市馬の 1 席目は歌手デビューの話から。最後に歌う予定のため、すでに気持ちがそっちへ行ってるような様子。
 気を取り直し、師弟の話から、師匠の五代目・柳家小さんが人間国宝に指定されたときや園遊会に呼ばれたときのエピソードなど、上下関係の話いろいろ。そこから「目黒のさんま」へ。殿様の子どものようなわがままっぷりが、市馬がやるとイヤミがなく、なんともたのしい。

 雀三郎が使う見台一式を市丸が用意するも、小拍子を置く位置が逆で不思議に思ってると、やはり袖から指示が入っていつもの位置に。見台は東京の噺家には馴染みがなく、この失敗は仕方ないかも。
 中トリの雀三郎は四天王寺の解説をマクラに「天王寺詣り」を。四天王寺案内での露店風景がリアルで、最後に出てくる乞食は超リアル。擬音表現が独特かつ強烈でおもしろい。

 名ビラが《中入り》のまま、市馬の 2 席目はゲストの雀三郎に敬意を表してから「ねずみ穴」をたっぷりと。弟の転落人生に無慈悲な兄が憎らしい。ふたりの距離感と視点の微妙なずれを、ぶれずにきっちり描ききる。

 大トリは市馬の歌謡劇場。マイクを手に、まずはオリジナルの「会いてえなぁ ふる里に」を。新曲なのに懐かしいメロディーで、歌う姿がなんとも気持ち良さそう。客席から思わず「上手い」と云う声が漏れる。
 次の曲の用意に出てきた市丸に、この日の非礼を謝らせる市馬。叱り方にもやさしさが感じられるひと幕。
 マイクをスタンドにセットして、最後は三波春夫の「元禄名槍譜俵星玄蕃」。堂々とした所作やセリフが入って浪曲のよう。身内の余興でちょいちょい演ってたそうで、堂に入った歌いっぷり。


 いやいや、市馬さんの歌はなんとも心地良かったです。年末はどっかのテレビ番組で歌ってる姿を拝めるかも!?!?
 この日は持ち合わせがなくて CD 買えなかったのが悔やまれました。

柳亭市馬公式サイト

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コメント

「俵星玄蕃」は浪曲のような世界でしたね!
いい声を聴くと人は幸せになるんだなぁ、としばらく歌う市馬さん
を思い出してはニコニコしてしまいました。

投稿: sakura | 2008.10.04 12:40

>> sakura さん
ホント市馬さんの歌いっぷり、良かったですよねぇ。
とくに「俵星玄蕃」は演り慣れてることもあって所作もきまってて、その 1 曲でひとつの芸が完成してたようでした。
年末がたのしみですね。:o)

投稿: わさび | 2008.10.04 15:25

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