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柳家小三治独演会

2008/9/25 @名古屋市青少年文化センター アートピアホール

  • 柳家一琴 「夢八」
  • 柳家小三治 「青菜」
    ―― 中入り ――
  • 柳家小三治 「湯屋番」

※ 第 6 回


 大須のあと、腹ごしらえして会場へ。アートピアホールはビルの 11 階にあるんですが、エレベーターが 2 本しかなくて、とくに終演後が不便です。当然満員で、750 席ほどの客席は 2 階まで埋まってます。
 今回は岐阜の落語ファンの H さんにチケットを手配していただいたんですが、なんとセンター・ブロックの 3 列目! ありがたや~。


 露払いに一琴が「夢八」を。八兵衛の脳天気さがたのしく、首つりの表情がリアルで雰囲気抜群。ネコに操られた首つりに八兵衛が伊勢音頭を歌わされるが、上方のとは歌詞が違ってて興味深い。

 小三治の 1 席目は、マクラを振らずにスッと「青菜」へ。前半は縁側で旦那と植木屋が酒を含みつつの何気ないやり取りを丁寧につむぎ、なんとも味わい深い。旦那は植木屋を出入りの職人だからと下に見ず、植木屋は旦那を尊敬している、そんな間柄が手に取るよう。クスクス程度のクスグリがアクセントに。
 後半、植木屋が自宅へ帰ってからは植木屋と女房とのやり取りでは、女房の物云いにカチンとくる植木屋だが、女房の方が冷静で一枚上手と云う感じ。大工が入ってきたところで、旦那をまねる植木屋が出すのは、ぬるい日本酒にイワシの塩焼き。
 何気なく演ってるようで、全体のバランスや整合性が絶妙。約 40 分

 中入りを挟んで小三治の 2 席目は、たっぷりのマクラから。
 1 席目は「青菜」を演るつもりではなかったが、今回のパンフレットに「青菜」に関すること(『東京かわら版』今月号の堀井憲一郎氏の記事で、今夏に堀井氏が聴いた「青菜」のうち、最長が小三治の 42 分に対して、最短は春風亭昇太の 14 分だった)が記載されていて、季節はやや過ぎた感もあったが演りたくなったそう。
 噺の長さについて、何十年ぶりかで「まんじゅうこわい」をザックリと語りながら、「まんじゅうこわい」なら 10 秒で演れるが「青菜」はムリだと解説。「まんじゅうこわい」の 10 秒版も披露。
 昨今の食の問題や年金問題について熱く語り、さらに政治界や落語界の若旦那について触れてから「湯屋番」へ。前半は湯屋(風呂屋)の仕事に芝居がかって難癖を付ける若旦那がたのしく、後半は番台に上がった若旦那が妄想しながら照れる表情がなんともかわいい。
 マクラ 45 分にネタ 25 分。


 『大銀座落語祭』につづいて小三治師匠の「青菜」に遭遇。何度聴いても良いですねぇ。「湯屋番」もたのしかったですし、大満足の独演会でした。

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