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深脳落語会 NIGHT HEAD

2008/10/11 @天満天神繁昌亭

  • 桂ひろば 「ろくろ首」
  • 笑福亭たま 《新作ショート落語》
  • 笑福亭たま 「遊山船」
  • 桂米左 「はてなの茶碗」
  • 笑福亭たま 「ベルゼバブの蝿」 (作:笑福亭たま)
  • 笑福亭たま 「果物ナイフ」 (作:笑福亭たま)


 たまさんの月例レイト・ショー。指定席なんでのんびり入場。開演後のザッと数えたところ、約 60 人の入り。これぐらいで定着してきた感じなんで、今後も続けられるなら自由席でも良いかも。


 開口一番のひろばはマクラを振らずに「ろくろ首」を。やもめの知ったかぶりや、猫にいたずらされての「なかなか」「さようさよう」「ごもっとも」連発などがふんだんに。サゲまできっちりテンポ良く。

 たまの 1 席目は、桂福車の過激発言をたっぷり紹介してから、まず新作ショート落語。つづけて、季節はやや外れるが「今夏に 2 度しか演れなかったんで」と「遊山船」を。ギャグを中心に残すよう刈り込まれててテンポ良い構成。とくに難波橋から喜六の自宅への場面転換は秀逸。惜しむらくは、喜六が女房の汚い浴衣を「きれいな錨の模様」とほめるか逡巡する場面が冗長で、それまでのテンポがそがれてしまう。サゲはストンと心地良いだけにもったいない。

 米左は遅い時間帯の会で演りにくいとボヤきつつ、噺家の値打ちについての考察から「はてなの茶碗」へ。自ら「米朝一門は引きの芸」と云うだけあって、きっちり丁寧。時間を気にしてか、やや走り気味だったのがもったいない。

 たまの 2 席目は新作ネタおろし。同時に 3 つのアイデアを思い付き、そのうち 1 本が一応完成、1 本が途中までできたと云うことで、この 2 本を演ることに。
 まずは「ベルゼバブの蝿」。ある作家のもとに送られてきた呪いの原稿を読むと、その内容どおりのことが作家のまわりに起こる。ミステリアスな展開と強烈な顔芸。サゲかと思えるところが中間地点だと云うことで、その後の展開が気になる。
 つづいて「果物ナイフ」。果物ナイフが腹に刺さった老人と、あわてふためく若い女。老人の妻を刺そうとして誤って老人を刺してしまったと云う。三角関係の狭間であえぐ老人が痛々しくもおかしい。


 「ベルゼバブの蝿」は、スタイルとしては外国のジョークにありそうな展開ですね。呪い現象をいろいろふくらませれば、その後の展開がなくても 1 本にまとまりそうに思いました。
 「果物ナイフ」はナイフが刺さってる状況が痛過ぎな感じも。ただ、その状況を変えると、老女と若い女の関係性も微妙になってくるでしょうし、サゲにつながらなくなってタイトルも変わってしまいますし、なかなか難しいですね。

 次回は 11 月 8 日(土)です。最終回!?!?

らくごの玉手箱

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