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落語でポン あさ吉・雀喜 ふたり会

2008/10/7 @天満天神繁昌亭

  • 桂ひろば 「動物園」
  • 桂あさ吉 「世帯念仏」「かぜうどん」
  • 桂雀喜 「野崎詣り」
  • 桂あさ吉 「高津の富」
    ―― 中入り ――
  • 桂雀喜 「崇徳院」


 『落語でポン』ってタイトルだけでゆるさが想像される二人会で、たのしみにしてました。以前はふたりが若い頃(年季明けくらい?)に勉強会として正雀で開催してたそうです。
 客席は 1 階席がほぼ埋まって 2 階席にこぼれるくらいとなかなかの入り。あさ吉さんの発表によると約 160 人だったそう。
 開演前にふたりが歌うオリジナル・テーマ曲が流れました。なんだか始まる前からゆるゆるゆるぅ~い雰囲気に。


 開口一番のひろばは「動物園」を手堅く。

 あさ吉の 1 席目は、正雀で開いてたときに駅前でチラシを配った話や、入門前夜から米朝宅での内弟子生活の話など、マクラでたっぷりいろいろ。聞いたことある話がほとんどだが、それだけに話が繰れてておもしろい。完全ネタ出しの会なのに、なぜかネタ出しされてない「世帯念仏」を始めるも、のんきな感じがニンに合っててたのしい。短いながらも最後まで演り終えてから「ちょっと間違って入ってしまいました」。いきなりボーナス・トラック。年末に「世帯念仏」の英語版を演る、と上手い具合に宣伝をし、気を取り直して「かぜうどん」へ。酔っぱらいはもうちょっとタメがほしい気もするが、足に湯を掛けてもらって「湯加減名人やな」がたのしい。上方落語界一と云われるうどんはあいかわらず絶品。
 中トリの 2 席目(実質 3 席目)では、ニューヨーク公演時にロックフェラー・センターでロックフェラー氏と遭遇した話をマクラに「高津の富」。高津の富の一番が当たった旦那のごまかし方の不自然さに爆笑。サゲ前に宿屋の亭主が下駄のまま座敷へ上がってきたことを旦那が指摘しなかったため、サゲが弱くなってしまって残念。

 雀喜の 1 席目は、太極拳教室で花見に行った話をマクラに、貨幣の一分いちぶを小粒と云った解説から「野崎詣り」へ。雀三郎からをうかがわせる台詞まわしがチラホラ。稽古屋の船も出てきてにぎやかな風情。
 中入りを挟んでトリの 2 席目では、高校時代の初めての告白や、小学生の娘が告白された話をマクラに「崇徳院」を。こちらも雀三郎テイストが色濃く残る口跡。とくに出入りの熊五郎は雀三郎そのものなんがほほえましい。床屋の鏡が割れて‥‥のサゲ。


 雀喜さんはきっちり、あさ吉さんはゆるぅ~りと云う感じで、とくにあさ吉さんの不思議さが際だった会でした。客席も、昼席のようなと云うか、茶の間のようなと云うか、なんともゆるぅ~い雰囲気でした。
おそらく今回は、非協会員の雀喜さんに繁昌亭でトリを取らせてやろうと云うあさ吉さんの配慮だったんではないかと思います。それに応えるかのように、雀喜さんは熱演でした。
 ほんわかした雰囲気が心地良く、また開催してほしいです。願わくば、別の会場で勉強会として安く開催してほしいですが。

あさ吉@ブログ
ひらけ!ジャッキッキ

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コメント

(こちらには)初めまして。

あさ吉さんのうどん、上方落語界一なんですね。
知りませんでした・・・。
まだまだモグリの落語ファンです^^
にしても急遽のプラス一席とは。
あさ吉ワールドに浸かってみたい気になります。

投稿: つね吉 | 2008.10.11 19:58

>> つね吉 さん
あさ吉さんのうどんの美味さは米朝一門ではひろく知られてると思いますよ。
ネタ出しされてる会としては年末の独演会@繁昌亭に「時うどん」が出てますが、英語落語です‥‥。
あさ吉さんはマクラもおもしろいんで、リラックスした『平穏亭』はおすすめです。
お客さんも少ないですし。:o)

投稿: わさび | 2008.10.12 21:23

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