« 月亭会 | トップページ | たまの小劇場 »

出没!ラクゴリラ

2008/10/20 @ワッハ上方レッスンルーム

  • 桂さん都 「二人癖」
  • 林家花丸 「蔵丁稚」
  • 桂こごろう 「崇徳院」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭生喬 「おごろもち盗人」
  • 桂つく枝 「悋気の独楽」

※ 第 76 回


 早くから大勢のお越しで、ザッと 100 人くらいの入りでええ感じ。たまたま通りかかった 東京からのお客さん も。


 開口一番のさん都は、東京の大学で落研に入ってたため入門当初は思わず「おかみさん」や「あにさん」と江戸落語口調が出て、師匠や兄弟子によく注意された話から「なかなか口癖は抜けんもんで」と「二人癖」へ。自然な会話の範囲内でふくらませ、展開の心地良さとおかしみが上手い具合にバランス。しっかり繰れててテンポも良く、「一杯飲める」男の困りがたのしい。良い露払い。

 この日はワッハホールでの会と掛け持ちの花丸は、ダイエットに成功した生喬とつく枝に「これ以上痩せてもらっては困る」とボヤいてから、仕事で屋久島へ行った話なんかをマクラに「蔵丁稚」を。前半は旦那と丁稚のメリハリの効いた掛け合いが絶妙。後半、蔵へ放り込まれた丁稚が『仮名手本忠臣蔵』の四段目を思い出しながら、登場人物に対しての「マル!」「ペケ!」がたのしい。芝居もたっぷり、クスグリもたっぷり。

 こごろうはこの日の 阪神 vs 中日 の戦況報告から、今年の阪神のていたらくぶりを嘆きつつ「阪神でわずらった人もいるのでは?」と振って、わずらいつながりで「崇徳院」へ。熊五郎が職人風の男と云うよりもチョカな男と云う描き方で、これがまたこごろうらしくてなんともおもろい。クスグリも特盛りでたっぷりの一席。サゲは「二組の家主と一対の夫婦ができると云う‥‥」と、しあわせの三重奏。

 中入りを挟み、生喬は つく枝と生喬とで小浜の落語会へ行った ときの話から方言の話へとつなぎ、「もぐら=おごろもち」の解説を挟んで「おごろもち盗人」へ。構成が全体にザックリした印象だが、登場人物の描き分けが明瞭でメリハリがクッキリ。節季の払い先が三宅さん(つく枝)に船引さん(花丸)に尾崎さん(こごろう)。今回もおそらく「まだラクゴリラで掛けてないネタからのチョイス」と思われる。

 トリのつく枝は恒例のダイエット話から。最近ではコンビにでもお菓子の無駄買いもせず、生喬と小浜へ行ったときも買い食い欲がまったくわかなかったそう。
 師匠と奥さんとの間で板挟みになってた修業時代の自分と重ね合わせつつ「悋気の独楽」を。前半はややかみ気味だったが、女衆のお竹が出てくるあたりから上り調子に。このお竹がまた凶暴で、丁稚の定吉はもとより御寮人さんも怯えるほど。


 トップのさん都さんから会場がわいて、おかげでラクゴリラのメンバーも気合いが入ったようでした。それぞれの味が出て満腹になりました。
 終演後、東京からのお客さんも交えてオーディエンスの東西交流へ。落語トークでおおいに盛り上がりました。

 次回は 12 月 22 日(月)です。

出没!ラクゴリラ

|

« 月亭会 | トップページ | たまの小劇場 »

コメント

どうもどうも
たまたま通りすがりましてね(^-^;
会場もいい雰囲気で、また皆さんとご一緒できて、
客席アウェイ感を感じることなく^^ゞ
すっかり、楽しませていただき、
お世話になりました&ありがとうございました~

投稿: 通りすがりの柳 | 2008.10.23 00:42

>> 通りすがりの柳 さん
遠方からたまたまはるばるご苦労さまでした。:o)
打ち上げもワイワイと盛り上がりましたねぇ。
ラクゴリラは毎回満足して帰れるんですが、今回はひさびさにグイグイ盛り上がった感じでスゴかったと思います。
とくにこごろうさんの「崇徳院」は全部入りで、終演後にちょっとお話しさせてもらったときには「長過ぎました」と云われてましたが、時間を感じさせない充実ぶりでした。
また本場の味をたのしみに、たまたま通りすがってください。:o)

投稿: わさび | 2008.10.24 02:11

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/24187/42856205

この記事へのトラックバック一覧です: 出没!ラクゴリラ:

« 月亭会 | トップページ | たまの小劇場 »